2015年3月12日掲載分
ごみを拾うことはいいことです。私たちはいつもやっています…でも、ごみを全く出さないようにすることは、それよりももっと良いことです!
パチャが最近14歳になったとき、私たちは、ごみを生み出さない、エコな誕生日のお祝いにしようと最善を尽くし、彼女の友達もそれを意に介していないようでした。
キャンディーもなく、フルーツ(と少しのチョコレート)とナッツだけでした。ビニルの風船はなく、自家製の布の旗があるだけでした。使い捨てのプラスチックのコップやお椀はなく、木製のお椀と家から持ってきた再利用品のコップを使いました。
手作りの寿司は美味しく、健康的で食べやすかったです。自家製のかぼちゃを主体にしたケーキは、バナナの葉を四角く敷いた上に出されると、若いサーファーの男の子・女の子たちが、伝統的な誕生日の歌を歌った後、鴎の群れのように飛びついてあっという間になくなってしまいました。
その日のハイライトは、パチャも同感だと思いますが、みんながそのあたりに生えている名もない野生の「雑草」で、花の王冠(レイ)を作ってくれたことでした。ハワイの素敵な友人であるレイオナは、女の子たちに対し、どのように草花を選び、編み合わせ、つなげていくかということや、草と繊細な花の最も美しい組み合わせについて教えてあげました。そのことは、身の回りの全てのものに(ほとんどの人が無用な雑草としか見ないたいしたことない花にも)美しさを見出すことにいかに役立ったか、驚くべきことでした。
女の子たち(と親友であるカノンと一緒のヤニ)は、穏やかに座って、お互いに手伝ったり、話をしたり、各自が頑張った作品を比較したり、ほめたり、写真を撮ったりしていました。彼らは、ほんの数百メートル先で偶然行われていたサーフィンの国際ツアー大会を見に行く時、自作のレイを自慢げに身につけていました。今後パーティーの際は、より多くの「レイの輪」ができるだろうという気がします!
今年、パチャは、いつもと少し違う、若干独創的なことができて誇らしげに見えました。彼女は、私たちが成し遂げられたこと、即ち、気前よくお金を使うのではなく、エコで「アンプラグな(社会の「当たり前」から一歩ひいた)」誕生日のお祝いにとても感謝していました。
【翻訳:平戸実生】