Tonight we're leaving. This morning we saw the sun rise into a solar eclipse. Amazing that there was only 20% left of the sun but the day was as bright as ever...like a candle light, just a little light goes so very far...Pacha and Yani were in the ocean catching waves - it was a good beginning to our story. We're all excited and nervous - but ready as we will ever be!
シンガーソングライター、環境活動家、2児の母としてスローに生きるナマケモノ倶楽部共同代表、アンニャ・ライトのブログです。 . Anja Light (singer song writer, environmentalist and mother of 2 kids) shares her learning process of living a slow lifestyle for the Mother Earth.
2012-11-14
2012-11-05
11/2和訳:母なる地球を辿る旅
(ヤニのスケボー姿。パチャによる撮影)
今日、昔からの友人に会って近況を聞かれた私は、パチャとヤニと私がこれから始める世界を巡るスローな旅の話をしました。すると彼はこう言いました。「あぁ、君たちはウォークアバウト(walk about)を始めるんだね?」
ウォークアバウトを知らない人もいるでしょう? 次のような定義があります。
「ウォークアバウトとは、アボリジニに伝わる文化のひとつ。精霊たちの辿った道をすすみ、自分の一族にあてがわれた夢見を得る旅。途中、先祖代々の神聖な場所に立ち寄り、伝統的な儀式やカラバリを執り行う」
そう、それこそが私たちが今していることなのです。
私たちは、今の私たちへと連なる人々や場所、母なる地球と呼ばれる祖国を訪れるつもりです。昔行った場所を再び訪れ、そこでの経験を子どもたちと分かち合います。
私の生き方や運命は、その経験に大きく影響されてきました。かわいい子どもたちを産んだのも、そこでの経験があったからこそ。もっとも、子どもたちもまた、数年後には私の元を離れ、自分の人生を歩んでいくことになるでしょう。
私たちは、旅の中で、私たち独自の儀式をしたいと考えています。祈りを捧げたり、歌ったり、踊ったり、人と交流したりすることを通して、世界の変化を見届け、将来のあり方をじっくり考えるのです。
どこへ行っても、私たちは出会う人々の役に立ち、物事や人々との出会いに喜びや好奇心を抱き、多くを学び、人々と分かち合っていきたいと思います。
(家にやってきた訪問者!=へび)
◆
最初の目的地は、マレーシアのペナンです。1986年、そこで開催されたFoE国際会議で、私は初めて地球全体に広がる環境破壊や森林伐採、先住民の絶滅の危機について知りました。
私が初めてジョン・シードに会い、ディープ・エコロジーの思想に共鳴したのもペナンでした。ペナンを出発して、私たちはタマン・ネガラ国立公園の熱帯雨林を訪れ、テナガザルと戯れる予定です。
次の目的地はボルネオ島とバリ島。そこで友人と20年ぶりの再会を果たします。友人との再会に泣き笑い、ここまで来てしまったんだなぁと我ながら驚くことでしょう。
子どもたちは、これまで私が話してきた物語ーかつて私が全身全霊をかけて取り組んだ一連の真実について、肌身を通して体験することになるでしょう。ほとんど失われてしまった美しい熱帯雨林、資源の搾取という厳しい現実に苦しむ人々、グローバル化し、歪みの生じた文化。そこで見聞した問題意識が、子どもたちの中に生き続けることを祈ります。
それから、私たちはナマケモノ倶楽部のもう1つの拠点、エクアドルを訪れます。パチャやヤニの父や親戚たちに会い、雲霧林の中にあるエルミラグロで過ごします。
もちろん、日本にも帰ってきます!3・11で亡くなった人々に哀悼の意を捧げ、昔からの友人や新しく出会う人たちと思いをひとつにします。ヨーロッパにも行くかもしれません。まだ見知らぬ親戚との再会は、母方である私のルーツをたどることは、共通点や相違点への驚きをもたらすかもしれません。
さらに、私たちは新しい物語も紡ぎはじめます。主人公はパチャとヤニ。彼らの愛する海での時間、波さえあればどこでもサーフィンできる喜びに、私もついていくつもりです。パチャはサーフィンでつづる冒険のブログも立ち上げました!(http://pachalina.wordpress.com/)
(小学校の学期末の学芸会で歌うパチャ)
◆
出発まであと数日となった今、私たちは身の回りの準備を整え、これまで生きてきたすばらしい日々に感謝しています。時間ができると馬のオリーと遊んだり、私たちが植えた果樹の葉をそっと触ったり、近所の人たちや友人にお礼のあいさつに行ったりしました。旅をしている間、ここでの生活を思い出すことができるように、ここの森や海のイメージを心に刻みつけています。
このように書くと、私たちがここを去って二度と戻らないように聞こえるかもしれませんね。でも、あらゆることが起こり、変化しうる。それこそが、旅の本当の意味なのではないでしょうか? もし、私たちが戻ってきたとき、ここに何の変化がなくとも、私たちは変化してゆくのです。
だからこそ、たくさんの感動や驚き、悲しみがあるのです。もう一度、よく生きる方法とは何かを思い出すために、私たちはここでの不足ない生活を捨てて旅に出るのです。
【翻訳:原田真里】
今日、昔からの友人に会って近況を聞かれた私は、パチャとヤニと私がこれから始める世界を巡るスローな旅の話をしました。すると彼はこう言いました。「あぁ、君たちはウォークアバウト(walk about)を始めるんだね?」
ウォークアバウトを知らない人もいるでしょう? 次のような定義があります。
「ウォークアバウトとは、アボリジニに伝わる文化のひとつ。精霊たちの辿った道をすすみ、自分の一族にあてがわれた夢見を得る旅。途中、先祖代々の神聖な場所に立ち寄り、伝統的な儀式やカラバリを執り行う」
そう、それこそが私たちが今していることなのです。
私たちは、今の私たちへと連なる人々や場所、母なる地球と呼ばれる祖国を訪れるつもりです。昔行った場所を再び訪れ、そこでの経験を子どもたちと分かち合います。
私の生き方や運命は、その経験に大きく影響されてきました。かわいい子どもたちを産んだのも、そこでの経験があったからこそ。もっとも、子どもたちもまた、数年後には私の元を離れ、自分の人生を歩んでいくことになるでしょう。
私たちは、旅の中で、私たち独自の儀式をしたいと考えています。祈りを捧げたり、歌ったり、踊ったり、人と交流したりすることを通して、世界の変化を見届け、将来のあり方をじっくり考えるのです。
どこへ行っても、私たちは出会う人々の役に立ち、物事や人々との出会いに喜びや好奇心を抱き、多くを学び、人々と分かち合っていきたいと思います。
(家にやってきた訪問者!=へび)
◆
最初の目的地は、マレーシアのペナンです。1986年、そこで開催されたFoE国際会議で、私は初めて地球全体に広がる環境破壊や森林伐採、先住民の絶滅の危機について知りました。
私が初めてジョン・シードに会い、ディープ・エコロジーの思想に共鳴したのもペナンでした。ペナンを出発して、私たちはタマン・ネガラ国立公園の熱帯雨林を訪れ、テナガザルと戯れる予定です。
次の目的地はボルネオ島とバリ島。そこで友人と20年ぶりの再会を果たします。友人との再会に泣き笑い、ここまで来てしまったんだなぁと我ながら驚くことでしょう。
子どもたちは、これまで私が話してきた物語ーかつて私が全身全霊をかけて取り組んだ一連の真実について、肌身を通して体験することになるでしょう。ほとんど失われてしまった美しい熱帯雨林、資源の搾取という厳しい現実に苦しむ人々、グローバル化し、歪みの生じた文化。そこで見聞した問題意識が、子どもたちの中に生き続けることを祈ります。
それから、私たちはナマケモノ倶楽部のもう1つの拠点、エクアドルを訪れます。パチャやヤニの父や親戚たちに会い、雲霧林の中にあるエルミラグロで過ごします。
もちろん、日本にも帰ってきます!3・11で亡くなった人々に哀悼の意を捧げ、昔からの友人や新しく出会う人たちと思いをひとつにします。ヨーロッパにも行くかもしれません。まだ見知らぬ親戚との再会は、母方である私のルーツをたどることは、共通点や相違点への驚きをもたらすかもしれません。
さらに、私たちは新しい物語も紡ぎはじめます。主人公はパチャとヤニ。彼らの愛する海での時間、波さえあればどこでもサーフィンできる喜びに、私もついていくつもりです。パチャはサーフィンでつづる冒険のブログも立ち上げました!(http://pachalina.wordpress.com/)
(小学校の学期末の学芸会で歌うパチャ)
◆
出発まであと数日となった今、私たちは身の回りの準備を整え、これまで生きてきたすばらしい日々に感謝しています。時間ができると馬のオリーと遊んだり、私たちが植えた果樹の葉をそっと触ったり、近所の人たちや友人にお礼のあいさつに行ったりしました。旅をしている間、ここでの生活を思い出すことができるように、ここの森や海のイメージを心に刻みつけています。
このように書くと、私たちがここを去って二度と戻らないように聞こえるかもしれませんね。でも、あらゆることが起こり、変化しうる。それこそが、旅の本当の意味なのではないでしょうか? もし、私たちが戻ってきたとき、ここに何の変化がなくとも、私たちは変化してゆくのです。
だからこそ、たくさんの感動や驚き、悲しみがあるのです。もう一度、よく生きる方法とは何かを思い出すために、私たちはここでの不足ない生活を捨てて旅に出るのです。
【翻訳:原田真里】
2012-11-02
Going Walkabout...
Today
I met an old friend who asked me what I was doing. I told him about the slow
world journey Pacha, Yani and I were about to embark on and he said: ‘Ah – so
you’re going Walkabout’?
This
is the definition I found:
“In
the Walkabout, the Aboriginal spirit-journey, Aborigines follow preordained
routes through their family’s own particular inherited portion of Dreaming
country along the paths of the Spirit Ancestors. Along the way, they stop at
ancestral sacred sites to perform prescribed ancient secret-sacred ceremonies,
or corroborees.”
Yes,
I think that’s what we’re doing.
We
are going to visit the people and places that have formed who we are – in a
‘country’ called Mother Earth. Re-visiting and sharing experiences that have
inspired my identity, guided my destiny and even led me to bring forth these
beautiful children who will, in a few short years, leave my care to write their
own story. We hope to do our own kinds of ceremonies; praying and singing and
dancing and connecting – witnessing the changes, contemplating the future. We
hope to be useful and helpful, joyful and curious, learning and sharing
wherever we go.
Our
first stop will be Penang, Malaysia, the place I first learnt about the extent
of destruction of the planet, the forests and native peoples at the
international FOE conference in 1986 - the place I first met John Seed and
resonated with the idea of deep ecology. From there we will visit the deep rainforest
of Taman Negara, and whoop along with the gibbons.
We
will revisit Borneo and Bali, re-connect with friends I haven’t seen for over
20 years. Laugh and cry and raise our eyebrows in surprise that we are still
here. The children will watch and learn and experience as we face the stories I
was so intimately involved in – the beautiful forests, almost gone – the
people, perhaps brutalised by the hard, cruel reality of resource extraction
and exploitation, the influence of the twisted, globalised culture. The
survival of some kind of spirit – enough hope to go on…
Later
we will wander to our other homes – to Ecuador, to our family, to the cloudforest,
to El Milagro. We will return to Japan, to mourn and to celebrate, embrace old
friends and new. We’ll even try to get as far as Europe, meet our never seen
before relatives - trace our side of the lineage and marvel in the similarities
and differences.
And
we will weave in the new story that Pacha and Yani are leading me into; their
love for the ocean and their joy in surfing wherever there are waves. Pacha
even has a blog (http://pachalina.wordpress.com/)
focussing on her surfing adventures.
Now,
in the last few days before we fly, Pacha, Yani and I have all been looking
around us, appreciating this incredible life we have been living. Spending
extra time hugging Ollie, touching the leaves gently of the fruit trees we have
planted, taking extra care to visit neighbours and friends and say thank-you
for their friendship over the years - burning the images of the forest and the
ocean into our minds so we can recall this life as we travel along.
Pacha sings at the end of year concert |
It
sound like we are leaving forever doesn’t it? Well that’s what a journey really
means doesn’t it? – anything can happen, anything can change – even when/if we
come back to this place, we will be so different, even if things here stay the
same. So, there is quite a lot of emotion, excitement and sadness - we are leaving
this perfect life to remind ourselves, once again, how to live a good life…
a visitor came in to visit! |
Yani's skateboarding - photo by Pacha |
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