2010-12-22

12/8和訳

みなさん


わたしは20年以上、地球のための活動やプロジェクトの一環として、音楽をつくり、歌ってきました。

いつも自分の歌を宣伝することは恥ずかしく思っていました、
それはわたしの音楽の目的がお金を稼ぐことや、有名になることではなく、
地球のため、人々の意識を高め、力づけ、参加をうながすためのものだからです。

わたしの音楽の「しごと」は15年以上前から主に日本で、
多くのすばらしい仲間たちと、ナマケモノ倶楽部(www.sloth.gr.jp) のような団体に大いに助けられ、
いくつかのCDを製作し、展開してきました。

CDの売上は、森や、平和のため、
現地の人々の活動や、エクアドルの森の保全活動をする団体、エル・ミアグロ(http://permaculture.org.au/project_profiles/south_america/el_milagro_ecuador.htm)の設立を支えてくれました。


そして、今、これらのミュージックがインタネーットで世界中からダウンロードできるようになりました!

"Voices for the Forest"/ 森の声
http://www.cdbaby.com/cd/anjalight2

"Slow Mother Love"/ スロー・マザー・ラヴ
http://www.cdbaby.com/cd/anjalight3

ぜひこのリンクを見て、聴いて、気に入ったらあなたの友達やネットワークは広めてください。


わたしの曲‘Candle-night’/キャンドルナイトは、youtubeからも聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=5i0JbmBHs5I


これらの音楽のすべての売上は、今までどおり、世界を癒すプロジェクトや活動のために使われます。


さらに詳しい情報や背景は、こちらのページからご覧いただけます。
(eg. http://anjaslowmotherdiary.blogspot.com/)


わたしの新しい「スロー」ビジネスのページも、まもなく完成します。
曲の歌詞や、写真、その他おもしろいことを載せていく予定です。
www.slowsmallsimple.com


そろそろ新年を迎えます。
愛する人々と、喜びに満ちた、すばらしい季節を過ごせますように。


いのちのために。

アンニャ・ライト


P.S. 日本の仲間たちへ
最近出版された、辻信一さんとわたしの対談本「しんしんと、ディープエコロジー」も、ナマケモノ倶楽部から購入することができます。
楽しんで…ゆっくり読んでいただけるとうれしいです!

(訳:Kae)

2010-12-08

Slow Mother Music now on the internet


December 8th, 2010
Dear Friends,
Most of you know that over the past 20 years I have been writing and performing music as part of my campaign and project work for the Earth. I’ve always been rather shy about promoting my music - I guess because my intention wasn’t to make money or be famous but to raise awareness, empower and nurture people’s commitment to heal the Earth.
Most of this music ‘work’ has been done in Japan and with the enormous help from many great friends and organisations like the Sloth Club (www.sloth.gr.jp) there have been several CDs produced over the past 15 years. Funds collected from these CD sales have supported forest, peace and indigenous peoples campaigns and helped establish the El Milagro cloud forest reserve in Ecuador (http://permaculture.org.au/project_profiles/south_america/el_milagro_ecuador.htm).
Now, finally, this music available for downloading on the internet. Please take a look/listen and pass this link on to your friends and networks if you like.
Voices for the Forest: http://www.cdbaby.com/cd/anjalight2
Slow Mother Love: http://www.cdbaby.com/cd/anjalight3
You can also see one of my songs, ‘Candle-night’, on youtube: http://www.youtube.com/watch?v=5i0JbmBHs5I
All proceeds from the sale of this music will fund campaigns and projects to heal the Earth – as it has always done. More background and information can be found around the net (eg. http://anjaslowmotherdiary.blogspot.com/) and will soon also be available on my new ‘slow’ business web page www.slowsmallsimple.com along with song words, photos and other fun stuff.
Hoping you have a joyful, rejuvenating season with your loved ones with clarity and vision for the New Year ahead,
For Life,

Anja Light
PS. For my friends in Japan, a recently published book, “Slow and Deep Ecology” about a life conversation between Keibo Oiwa and I, is available through the Sloth Club. I hope you enjoy reading it…slowly!

2010-12-03

12/1和訳

今朝、私は先延ばしにしていたビジネス関連のことに手をつけるべく、「することリスト」を反芻しています。というのも、経営コースを無事修了した私は、あたらしい会社「スロー・スモール・シンプル」を起業するべく、ビジネスプランを練っているところ。そう、今の私にとって、これは「やる」べきことなのです!

実は、私はリストが好きなほうでした。いつも長~い「することリスト」を書き連ね、その中から、本当に好きなことだけをする、またはリストのことなんか、きれいさっぱり忘れ、毎日の「今、ここ」に向き合っていくのが常でした。
世の中には、「すべきこと」リストと「したいこと」リスト、それから、考えるまでもなく行動することがあると思うんです。たとえば、子どもを抱きしめる、庭をぶらぶらする、(瞑想しているかのように)家の中を整理整頓する、近所の人とおしゃべりする、料理する、木と抱きあう、馬をなでるーーーそれらの「する」のほとんどは、リストには決して見つけることはできないでしょう。つまり、これらの「する」は本能によって導かれているのです。私はこういう「する」が大好きです!
今週の私の「本当にしなくてはならない」リストは、てんぷら油で走らせることのできるディーゼルカーを探すことでした。お金をつかう、他人を信じる、自分が少し知っている知識をつかって正しい決断を下す・・・これらの作業は、私自身の価値観と向き合うことでもあります。けれども、私たちの古い車がゆっくりと引退したのですから、今こそ、深呼吸をして、一歩を踏み出すときなのです!いい車と出合えますように!!
どうして、私たちは、自分や子どもたちを養うのと同じように、毎日いちばん大切なことをひとつだけ選ぶことができないのでしょう?でも、ふたつのことを一緒にできたとき、私たちはより深い幸せを感じるのかもしれません。今、音楽のインターネット配信について調べています。それがうまくいけば、私たちがシンプルな生活を営むのに、どうお金を稼ぐかという心配をしなくて済むようになるからです。
けれども、私は、今まで一度もお金を稼ぐために音楽をつくったことがありません。世界を癒し、育て、変えるために音楽をつくっていたからです。そんな私が、私の音楽を「買って」とみなさんにお願いするのはおかしいことでしょうか?

私たちが暮らすこの世界では、音楽は、CDになり、市場に出て、消費されると、経済的なモノサシでしかみられません。このようなジレンマに挟まれながらも、もしかしたら、私の音楽が、インターネットを通じて、この世界を少しでもいい方向に変えようとがんばっている人たちを癒し、励ますことができるかもしれないと、希望を持ち続けるのです。
いのちのために
アンニャ

2010-12-02

SLow Mother Blog December 2010

Slow Mother Blog
Dec 1st

This morning I am contemplating lists as I procrastinate in setting out on a busy day of ‘business’ building. I have now completed and passed my business course and produced a business plan for my new company: slowsmallsimple…now I just have to ‘do’ it…
I have always rather liked lists – I write long lists regularly, then just do what I really like doing, or forget about the list and respond to how the day evolves.
There is the ‘should do’ list and the ‘want to do’ list - and then there are things I don’t even have to think about; cuddling my children, poking around in the garden, putting my house in order (like meditation), having a chat with my neighbour, cooking a meal, hugging a tree, stroking the horse – some things never find their way to the lists, they are guided by instinct… of course these are the things I love the most.
This week on my ‘should really do’ list is finding and buying a diesel van that can be converted to veggie oil. It means confronting many personal comfort zones; spending money, trusting strangers, making the right decision about something I know little about…but, since my old car is slowly giving up - it really is time to take a deep breath and take the plunge…wish me luck!
How do we single out the most important things everyday as well as find a way to feed ourselves and our children? When the two things combine I guess we find most complete happiness. Today I will try to find a way to ‘market’ my music on the internet so I don’t have to worry so much about earning enough income to support our simple lives.
But, I never wrote music to make money - I create music to heal, nurture and to change the world – how strange it is then to ask people to ‘buy’ my music? Like almost everything in our society, music only seems to have economic value when it has been packaged, marketed and commodified. I console myself in grappling these dilemmas with the thought that perhaps the further my music can reach, the more encouragement and healing it can bring people to change the way we live.
For Life,
anja

2010-11-21

11/20和訳



みなさんへ

生物多様性のテーマでエントリーしていた子どもたちが通う小学校のダンスが、オーストラリア全国大会・僻地学校の部で、最優秀賞に選ばれたと連絡がありました!!ユーチューブでその一部をご覧いただくことができます。

こちらは雨降りで、私は庭の手入れ、屋根に上って雨どいを掃除したり、ヤニの個室を二階につくったりといそがしく過ごしています。昨日、旧友ジョン・シードと、パトリック・アンダーソンが立ち寄ってくれました。短い時間でしたが、彼らとディープ・エコロジーについて、日本でのライフ・スピークス・ツアーについて共有できましたよ。

近況はまた書きます。

いのちのために
アンニャ

2010-11-20

Slow Mother Blog Nov 20

Hello Dear Friends,
We just heard that the school's dance entry for Wakakiri on the theme of biodiversity won first prize in the competition for all over Australia in the country schools section! You can see some of the dance at the end of this youtube clip.
http://www.youtube.com/watch?v=svXRSQ6xlUM
It's a rainy day and I am busy gardening, climbing up the roof to clean out the gutters and building Yani's new room upstairs. Yesterday my old friends John Seed and Patrick Anderson stopped by for a visit as they were traveling down the coast. It was great to share with them a little about the deep ecology theme we shared during the 'Life Speaks' tour in Japan...
More soon,
For Life,
anja

2010-11-10

11/3和訳

10月は私にとって生産と収穫の月でした。再び日本を訪れたライフスピークツアーは、新しい可能性に溢れ、刺激的なものとなりました。成長する日本のスローな仲間たちと、つながりなおすことができたことが本当にうれしかった。

多くのハイライト(またレポートします)の中のひとつは、日比谷公園での土と平和の祭典です。東京コンクリートジャングルのオフィスビルに囲まれたこの公園で、人々の喜びに満ちた表情と、持続可能な暮らし方についての多くの希望と実践的な知識を見ることができました。

また、信じられないような体験をしました。国分寺駅からカフェスローまで馬車に引かれて向かったのです。(寄田さんありがとう) わたしは、馬車の横に止まった派手なスポーツカーに乗る男の人の顔が忘れられない。私たちを見て笑顔でこう言うのです、「わぁ、ぼくは最新のスポーツカーに乗ってるけど、馬車のほうがかっこいいなぁ。それどこで手に入るんだろう…」

そう、わたしはナマケモノ倶楽部やスロームーヴメントが一番”かっこいい”と思うのです。私は東京駅とすべての山手線で流れる「マイボトルを持とう」というコマーシャルに、また、多くのレストランが使い捨てではなく何度も使うことのできるお箸を使っているということに、感激しました。きっとズーニー運動が変化を起こしたのでしょう。おめでとう、ナマケモノ!

わたしは今オーストラリアの小さな森の楽園に帰って、仕事のいらないフルーツを楽しんでいます。実は、今まで庭をまったく手入れしていませんでした、ただ植物がお互い世話し合えるような共生型パーマカルチャーシステムをつくっただけで。
これらの写真をご覧ください。




わたしの最初の収穫は、泥水を太陽エネルギーで再生産するシステム
…美味しいバナナの束です!バナナにはもうひとつ有名な使い方がありますね。わたしが企画した” the Living the GoodLifeいい暮らしフェスティバル”では、ベジタリアンブースでバナナの葉っぱがお皿として大活躍しました。



わたしの家のキッチン排水のすべては、(わたしたちの祝いのたき火でできた)木炭でいっぱいの濾過床、”油のトラップ” にまかれます。そしてそこで分解された土はバナナが育つサイクルに加える。そう、このシステムはシンプルで、お金が一切かからない、それだけでなく食べ物まで生産してくれるのです!(どうして人間は、生活を高価に、とても複雑にしてしまうのでしょう?)

もうひとつ、(コンフリー、ノコギリソウ、cannna lilies(ユリの一種)といっしょに植えた)バナナはコンポストの役目も果たします。おもしろい食べものは、すべてここから生まれる気がします。今の時期は数種類のカボチャ。







このガーデンは、さまざまな種類の虫と、多くのハチによって生かされ、すべてをヘルシーに保っているように見えます。水をやったり、雑草をすこし抜いたり、食べものを収穫したり、わたしはただ一日30分ガーデンで働くだけなのに、本当にかんたんで、満足できるのです。

日本から帰ってきてからの二週間以上、わたしは最も多くの時間をコンピューター画面の前で過ごすことになりました…嫌気がさしてしまうほど…。わたしが「スロースモールシンプル:slowsmallsimple」と名付けたとても重大な、新しい会社のビジネス計画を書いていたのです。

この内容は、実はすべて過去20年間今もやっていることであり、これから先20年間やり続けていきたいことです。もう少し組織的に、はっきりとした形にして、わたしの家族をサポートすること、持続可能なライスタイル(生活の中の文化)を引き出すことを目的として計画しています。

余った資金で、地域の活動や、エクアドルやサラワクのような森が脅かされる「途上国」をサポートしたいと思っています。

そしてもちろんわたしは今も学校のPTAに参加し、ちょうど、新しいコミュニティー構築プログラム(3年以上)を提案しているところです。これは、幸せで、健康で、持続可能で、柔軟な未来をつくりだすためのもの、うーん、すこし大がかりかもしれませんが、喜びとポジティヴなビジョンをもって、PTA会長の権利とともに進めていきたいと思います。

パチャとヤニ(とオリー)はわたしと再会できたことに、そしてわたしが日本から持ち帰った納豆に、とても喜んでいました!パチャはダンスコンサートを終え、ステージで彼女のダンスは喜びで輝いていました。(子どもの発表をみる母はみんなこう見えるのでしょうか?)オリーは、私が帰ってからさらに優しく、わたしのことを正しく認識してくれているように見えます。そしてわたしたちはみんな、12月からKaeがボランティアとして来ることをとても楽しみにしています。(ガーデンはすばらしいものになるでしょう!)

幸運なことに、(ライフスピークツアーによる資金で)、レトロでステキなキャラバン(1970’s)を購入することができました!


前の持ち主の愛のある手入れのおかげで、来客が泊まるための完璧な場所です。家の中にも10人は入るスペースがあるので、いつでも遊びに来てくださいね。

【翻訳:カエ】

2010-11-05

11/3



October has beena time of production and harvest for me. Visiting Japan again for the Life Speaks tour was invigorating and full of new potential – how wonderful it was to reconnect with the growing Slow tribe of Japan!

Among the many highlights (report coming) was the Soil and Peace festival in Hibiya park – how beautiful to see faces of such joy, hope and practical knowledge about how to live sustainably under the looming office towers of the Tokyo concrete jungle. And the incredible experience of riding in a horse pulled cart through Kokobunji (thanks Yorita-san), connecting the station with café Slow. I will never forget the look on the face of the man in the snazzy sports car that pulled up beside us– watching us with a smiling expression that said (to me): “wow – I have the latest sportscar – but that buggy is even cooler…wonder where I can get one…”.

It’s true, I think the Sloth Club and the Slow movement is the ‘coolest’ trend in town. I was blown away by the massive ‘thermos’ advertisements in Tokyo station and all over the Yamanote line encouraging people to bring along their own drinks, and the fact that so many restaurants now have re-useable chopsticks…maybe the zooni campaign has really made a difference…congratulations Sloths!

But now I am back in our little forest oasis in Australia enjoying the fruits of non-labour. Seriously, I haven’t really done much at all in my garden, just set up a simple permaculture system where the plants look after each other – and take a look at these pictures. The first harvest of my solar powered grey water recycling system – a delicious bunch of bananas!

Yes, those world famous banana plants that also provided the Living the Good Life’s festival’s vegetarian hut with banana leaf serving plates!!! All the kitchen waste water from my house goes into a ‘grease trap’ filled with filtering charcoal (from our many celebratory bon fires), then into a banana circle. So simple and it doesn’t cost anything – and provides a food resource! (Why do we humans tend to make living so complicated and expensive?...)

The other banana circles (also planted with comfrey, yarrow and canna lilies) double as my compost heaps – and all sorts of interesting food grows out of them – this time it is some kind of pumpkin. The garden is alive with many different kinds of insects and lots of bees on the Chinese cabbage plants going to seed – seems to keep everything healthy. I only spend around ½ hour a day working in the garden, watering, pulling out a few weeds, harvesting for meals…it really is so easy and so fulfilling.

Over the past two weeks since Japan though, most of my time has been spent behind a computer screen…cringe…I’ve been working on the very serious matter of writing a business plan for a new company I plan to launch soon called: slowsmallsimple. Actually its really everything I’ve been doing for the past 20 years and that I want to keep doing for another 20 years – just a little bit more formalised and perhaps more organised…My aim is to be able to support my family, while inspiring a sustainable lifestyle shift – a Culture where Life Matters. Any extra funds will support community projects in ‘developing’ countries with threatened forests, like Ecuador and Sarawak.

And, of course, I’m still involved with the school P and C committee. At the moment I’m proposing a new community builders program (over 3 years) to engage and stimulate the local community towards a happy, healthy, sustainable and resilient future…hmmmmm…..yes, maybe just a little bit ambitious! But (as usual) I feel compelled to act – with joy and a positive vision.

Pacha and Yani (and Ollie) were so happy to see me again – and very happy with the natto I brought back for them from Japan! Pacha has just had her dance concert – she shines with joy when she dances (I wonder if all Mums feel like that when they watch their children perform?). Ollie has become more affectionate since my return – seems he appreciates me more!

We are all very excited about Kae coming to volunteer with us from December (the garden will be amazing!) – and by fantastic luck, I could buy (funded by the Life Speaks tour) a funky, retro caravan (built in the 70s), lovingly cared for by its last owners and a perfect place for visitors to stay! We now have lots of inside house space for about 10 people at a time, so you are welcome to visit.

Love, For Life,
anja

2010-10-22

Back to Forest Bliss...

Dear Friends,
What a whirlwind, inspiring visit to Japan, with such wonderful re-connections! Thanks to everyone who was involved and who came along to events, meetings and discussions. A report is coming, but I am being slightly distracted by the beauty around me here, the beauty in my children, the beauty of the forest, the beauty of this life...This time, Japan gave me such a strong reaffirmation that we are following the right path - celebrating sustainability, cherishing and nurturing the sacredness of life so that we can act in the healing of the Earth as easily and naturally as breathing.
For Life,
anja

2010-10-11

Biodiversity dance




Dear Friends,

Take a look at this inspiring video of the Iluka Public School Year 4/5 class (Australia) dancing to the theme of biodiversity at http://www.youtube.com/watch?v=Qmu1fS9LZ1E

This original dance marks the UN Year of Biodiversity and the Year of Learning for Sustainability. It is, to me, one of the clearest and most passionate explanations of what biodiversity is and how important it is to protect and nurture it.

The children’s dance teacher, Mandy Pashen has led this talented class in creating a wonderful performance that was videoed and entered into the Australian ‘Wakakiri’ school dance competition. With almost no money for sets and costumes, parents, students and teachers volunteered their time and creativity. Please share this and let’s inspire everyone to celebrate and protect biodiversity!

Warm Regards,
Anja Light
Director, The Sloth Club Japan.

2010-09-30

9/28翻訳

夜明けのコーラスが私の耳に鳴り響いています。あらゆる方向からこだまする喜びに満ちた「今、ここ」を生きている鳴き声。私は最低でも15種類の鳥を聞き分けることができます。それはまるでからっぽの容器に1日を生きるだけの十分なエネルギーを注いでくれるかのように私を満たしてくれます。

私たちにとっての一大イベント「いい人生を送ろうフェスティバル」が終わって1週間が経ちました。まだ燃え尽きた感じをひきずっています。 みなさんもまもなくウェブサイトで、当日の様子をいくつか見ることができるでしょう: www.livingthegoodlife.com
幸運にも、イベントにはたくさんの人が集まって多くの楽しみがあり、いくつかの学びと校庭の遊び場のための資金集めにも素晴らしい功績を残せ、うまくいきました。家族や友人(遠くのタスマニアからマイケル、そして日本からミナミ)からのサポートには心から驚かされました。ハートビートのようにビジョンをどんどん形にしていくのですから!

パチャとヤニは、彼らのお母さん、つまり私が、学校の行事に深く関わりながら、家事の余分なストレスにもうまく対処したことを誇りに感じているようです。そして馬のオリーには‘乗り物'草刈り機と庭の肥料プロデューサーとしての彼の役割の他に、私のパーソナルセラピストとフィジカルトレーナーの称号が与えられることになりました。

フェスティバルが成功しないと考えた多くの人々は、アイルーカでこのようなイベントが実現可能だという事を信じなかったことについて謝罪しました。そして最も厳しい評論家でさえ、滅菌されたバナナの葉をお皿に食事を提供したベジタリアン・ブースがすばらしいことを認めたのです。

少しずつであっても、このフェスティバルが私たちの地域での文化的なシフトに貢献することを願っています。「持続可能性」が汚い言葉だとみなされず、人々がこの自然界の一部に生きていることの幸運さを理解し、それを大切にし、修復し、次の世代のために守っていくように。

ちょうど1週間後に、私は日本に戻ります。 手帳でスケジュールを確認しながら、どうやって準備を間に合わせようかと思っています。再び現在の問題として浮上してきた「宿題」の一部について思いを巡らせます。

私がツアー中に言及すべき重要な「問題」たち、それは、エクアドルでの新たな鉱山開発の脅威、マレーシア、サラワクでの止まらない森林破壊とペナン民族による非暴力行動、天然林から手を引くことを発表したガンズ社のグッド・ニュースにも関わらず、タスマニアで継続される森林伐採…、エンジンが切られてから完全に停止するのに時間がかかる重機に似ています。

けれども、「地球の一部である私たちを思いだそう」というメッセージは明確です。みなが地球と自分の分断を癒し、「私」の意識を広げたなら、数え切れない苦しみを引き起こしている古いシステムをひっくり返すパワーになります。

日本で再び友人たちと思いを分かち合えることをとっても楽しみにしています。この間、少しも「新しい」歌は書いていませんが、音楽はいつだって私たちと共にあります。昼夜問わずパチャとヤニと口ずさみ、私たちを取り囲むいのちの織物のような美しい自然の中で歌っています。来週会いましょう!

【翻訳:田中みのり】

2010-09-28

9/28

Slow Mother Blog

The dawn chorus is ringing in my ears. I can hear at least 15 different bird calls echoing from all directions – joyous, present, alive. It fills me up like some empty container – more than enough life energy to last through the day.

It has been over a week since our big ‘Living the Good Life’ festival here and we’re still recovering from the effort! You will soon be able to see some of the images on the website: www.livingthegoodlife.com Luckily it was a successful event, with lots of people, lots of fun, some learning and a great result in fundraising for a school playground. The support from family and friends (as far as from Tasmania, Michael and Japan, Minami) has been truly amazing - like a heart beat – keeping the vision alive! Pacha and Yani seem to be proud that their Mum is so involved with the school and have been coping beautifully with the extra stress in the household. And our horse Ollie has now been elevated to the title of my personal therapist and physical trainer along with his role as our ‘ride on’ lawn mower and garden manure producer.

Many people who didn’t think the festival would succeed have apologised for
not believing it was possible to do something like this in Iluka and almost everyone who went has commented positively about the concept and the general good 'vibe' around the festival. Even the harshest critics admitted that the egetarian hut (with food served on ‘sterilised’ banana leaves) was great.

So, little by little I hope this contributes to a culture shift in our area, where ‘sustainability’ is not regarded as a dirty word and that people start to realise how lucky they are to live in this part of the world and feel inspired to cherish it, restore it and protect it for future generations.

In just over a week I’ll be back in Japan. I keep looking at the days in my diary and wonder how I will be ready in time. Then again I think part of the ‘homework’ preparation is just staying open to being present. There will be important ‘issues’ to present: new threats in Ecuador, continuing forest destruction and peaceful protests by the Penan in Sarawak and even continuing logging in Tasmania – despite the recent success of the Gunns timber company pulling out of native forests…it’s like a giant machine that takes time to stop even after the engine has been switched off.

Yet the message: to remember we are part of the Earth – is clear. Our collective intention to heal our separation with the planet and each other and extend our sense of self has the power to topple the monolith of old thinking that is causing so much suffering.

I look so much forward to sharing with my friends in Japan again. While I
haven’t written any ‘new’ songs, music is always with us here, in the spontaneous song with Pacha and Yani any moment in the day or night, in the tapestry of the beauty always around us. See you next week!

2010-09-24

2010-09-15

9/5翻訳

この時期は、家の外で思う存分‘生活を楽しめる’1年の中でとても素晴らしい時期です。たき火の上でお料理をし(火の上で焼く、パンの一種である伝統的なダンパーの面白いビデオはこちらで見られます:http://www.youtube.com/watch?v=USYf7tUCkbo )オリーを散歩に連れ出して新鮮なスプリンググラスを食べさせ、今、ここに流れているスローで上質な時を過ごします。

そして至福の「今、ここ」から、四方を壁に囲まれた家に戻ると、私は “物事をこなす”ことのプレッシャーに心がかき乱されていくのです。電話をそばに置いて、コンピューターの前に座るとすぐに、私はビジョンや考えを言葉に置き換える作業の渦に飲み込まれます。私が長い年月の間大事にしてきた思想を、簡単にまとまっていて、理解しやすい言葉で伝えようともがいていました。

私は今、ちょうど2週間後に開催する‘いい人生を送ろうフェスティバル’の準備にどっぷり関わっています。ときおり、10年以上も前にエクアドルで開催したオルタナティブ・エキスポを準備していた時の方が、今よりずっと楽だったのではと考えることがあります。それは言葉の壁があるにも関わらず、より多くの人が今までの体制にとらわれない全く新しい発展の理想像がわかっていた・・・まあ少なくとも、私が親密に関わった人はそうであったように思うからです。

ひとつ例をあげてみましょう。私たちはフェスティバルで、ベジタリアンのお菓子をバナナの葉をお皿にして(ゴミを出さないために)販売しようとしていました。ところが、それに「待った」がかけられたのです。-それは‘食品衛生上のリスク’が理由でした。食品衛生上のリスクですって? 同じ会場内で、工場産の豚肉ソーセージを紙ナプキンに乗せて販売することは大丈夫なのに?納得がいきません。-私たちの周りには、ぜんそくやアレルギーなどの慢性病を患い、ぶくぶく太って健康的でない子どもたちがいっぱいです。-子育てをするのにそんなに過保護になる必要があるのでしょうか?

協議の結果、私たちはバナナの葉を使う前に必ず‘消毒’して(バナナの葉は天然の抗菌作用があるにも関わらず)、フェスティバルの運営に関わる人全員に満足してもらうことにしました。
今回の一件で、大量生産と現代の‘便利さ’に従順になってしまった文化から、古くて新しい常識的な考えを取り戻そうとするのは、とてつもなく骨が折れる作業なのだということを思い知らされたのでした。

【翻訳:小山邦子】

2010-09-05

9/5

It is such a glorious time of the year that we are ‘living’ outside as much as we can. Cooking on the bonfire (see: http://www.youtube.com/watch?v=USYf7tUCkbo for a funny video of our fire made traditional ‘damper’), taking Ollie out for walks to munch fresh Spring grass, spending slow quality time in the present – then, going back inside the four walls of my house, I enter the pressured frenzy of ‘getting things done’. As soon as I sit in front of the computer, with the phone at my side,
I get sucked into a vortex of turning visions and thoughts into words, trying to communicate ideas that I have been living for so many years, into easily digestable, understandable information.

I am now fully involved in organising the ‘Living the Good Life’ Festival ( livingthegoodlifefest.com) that will be on in just two weeks. Sometimes I think it was easier to organise the Expo Cotacachi in Ecuador over ten years ago – despite the language barrier, more people seemed to understand the vision of alternative development…well at least the people I was working closely with.

I’ll give you just one example. There is some ‘concern’ about our plan to serve the healthy, vegetarian snacks we are making on banana leaves (to avoid rubbish) – because of the ‘health risk’. Health Risk??!! But its fine to serve up mushed up, factory farmed pigs in the form of sausages on paper serviettes! Why? - when things seem so obvious to me, when we look around and see fatter and more unhealthy children with chronic diseases like asthma and allergies all around us - do I have to feel so defensive for caring?

Anway, of course we will make sure we ‘sterilize’ the banana leaves before we use them (despite the fact that banana leaves have natural anti-bacterial properties) and keep everyone happy…but it gives you an idea about how challenging things can be sometimes in trying to bring in new, commonsense ideas back into a culture that has become so obedient to mass production and modern ‘convenience’.

2010-08-20

8/9:和訳

ディープでスローなジレンマ~車編


昨日、私たちのオンボロ車のドアがはずれてしまいました!その時間に出かける予定がなかったことは不幸中の幸いでした。

確かにここ1ヶ月ほど、スライド式のドアは開けにくくなっていて、子どもたちはドアを使わずに窓をよじ登って車内に出入りしていました。そんなある日、駐車場で女の子から「なぜ窓から出なくてはならないの?」と尋ねられました。「ドアが少し固いからだよ」とパチャは答えました。

パチャが私にこの出来事を話してくれたとき、私は次からはこう返事したらとアドバイスしました。「あなたの生活はユニークだと思う?みんながみんな、ドアが普通に開く車を持っているわけではないのよ。F1カーのように、窓から出入りする車を持っている人は特別なのよ。」

・・とは言ったものの、私たちの車はF1仕様であるはずもなく、時速80km以上出そうとすると四苦八苦です。

実際、私たちの車に乗った子どもは、必ずといっていいほど気に入ってくれます。1983年製のトヨタ・タラゴを私たちはエミルーと呼び、彼女が坂を登るときにはみんなで応援します。「がんばって、エミルー!私たちはあなたが大好きよ!がんばって、エミルー!愛してるわ!!」と。

私の甥っ子で2歳になる息子グリフィンも喜んで「おんぼろワゴン」に乗り込みます。それほどこの車は快適なのです。サンルーフから空を見上げ、エンジンの音に消されないように大きな声て歌う。サーフボードをすべて後ろに積んでも、砂まみれの足を心配する必要なんてありません。

エミルーはこの6年、大変頼りがいのある車でした。ほとんど故障することなく、私たちを何千キロと連れていてくれたのですから。建材、植物、土、海藻、肥料、マルチ・・・、ウーンバで私たち家族がスローライフを営むために必要なものを、彼女と数え切れないほどドライブして運びました。

数年前に走行距離計が止まってしまったとき、これは「もう年をとりたくない」という彼女のサインなのかなと受け取りました。それ以来、彼女の遠出はなくなり、石油や水(私はこれらを満タンにしたことは一度もありませんでしたが)をあまりとらなくなりました。

最近、彼女は身体(車体)に何かトラブルを抱えていたのかしら?でも、これもエミルーの性格なのでしょう。決してあきらめずに、いつだって次の冒険を楽しみにしているという。

しかし、車を所有するということは、持続可能なライフスタイルを送ろうとしている私たちにとって最大の矛盾です。地球の血液ともいえる化石燃料を満タンにするのはとても心苦しいことです。

石油が流出して、ぐしゃぐしゃに汚れた鳥の映像を見ると、近年人類が選択し、それに加担してきた短絡的で身勝手な技術を使った馬鹿げた開発に対して怒りを覚えます。同時に、私もこの愚行の一部であるという深い罪の意識に捕われます。

ですから、私はできる限り運転を制限しています。週2回、学校もしくは地元の街へ、月1回、2時間かけてゴールドコーストへ。しかしそれも正解ではないのです。

世間では古い公害車を運転するのは「無責任」で、少しでも低公害の「新しい」車に代えるべきだといわれています。でも、新しい車を買うことは、さらなる温室効果ガスを生み出すことになりませんか?なぜなら車を作る過程で多くのエネルギーを消費するからです。だから私は長いこと「新しい」車を買うことを避けていました。環境に影響が少ないように・・・。みなさんはどう思いますか?

でも、私は今、行き詰まっています。別の車が「必要な」状態になってしまったからです。私が今暮らしているのは、公共の交通手段がとても限られた田舎です。ゴールドコーストに暮らす自分の家族とのコネクションは維持したい。でも古くなったエミルーは間違いなくリタイア寸前です。

私は中古車をウェブページで探しつつ、「ありえない車」(永遠にありえないのかも)、つまり地球を壊さない車を求めてしまいます。結論は、中古の小さいディーゼルカーになりました。電気自動車はオーストラリアではまだ普及していないのです。少なくともエコビレッジで有名なバイロンベイでバイオディーゼルを補給することができるし、いつか、自分でバイオディーゼルを自給することへの投資と思ったからです。

ちょっとしたスローダウンを積み重ねることで、いつの日か、私の「足を知る」ラインがシフトし、馬や自転車や自分の足で自分のすべての欲求を満たすことができる日がやって来るでしょう。

【翻訳:間宮加奈子】

2010-08-18

8/9

My Deep, Slow, car dilemma…
Yesterday the door of our old van fell off. Luckily we were not moving at the time. It had been getting harder to open the sliding door over some time. Actually the kids have been climbing in and out the windows rather than using the door for at least a month. (Once a girl in a park asked Pacha why she got out of the window and Pacha answered that the door was a bit stuck. When Pacha told me this story I said next time to say that your life is unique – just about everyone has a car with doors that open – not many people have one like a rally car where you have to go in through the windows…ha…rally car! – our car struggles to make it over 80kms per hour…).

Just about every child who has ridden in our van absolutely loves it. We call our 1983 Tarago: Emilou and we give her encouragement as she struggles up the hills (‘go Emilou – we love you – Go Emilou – we love you’). My sister’s two year old son Griffin pleads with me to ride in – ‘da bongo wagon’ because it is always so much fun – looking up through the skylight roof, singing as loud as we can to mask the noise of the engine, loading all the surfboards in the back, not worrying too much about sandy feet when we get back in…

And our ‘Emilou’ has been completely reliable over the past 6 years, taking us thousands of kilometres with almost no mechanical problems. I can’t count the many times she has been loaded to the gills with salvage building materials, or plants or soil or seaweed or manure or mulch – all the things we have used to create our slow life in Woombah.

A few years ago the odometer stopped going around – so I figure she has decided she is not getting any older, and since she is not moving anywhere she is not using any oil or water (I have never had to fill these). Lately she has had some trouble going backwards – but I figure that she is just taking on my own personality traits: never give up, always look forward to the next adventure!

But, owning a car is one of the biggest contradictions in trying to create our sustainable lifestyle. It pains me to fill her up with fossil fuel - the blood of the Earth. I see the images of oil spills and bedraggled birds and rage at the stupidity of humans in developing this shortsighted, selfish technology that modern humans have been given little choice but participate in. I feel so guilty that I am part of this insanity. I limit our driving as much as possible – around twice a week to the school or local town, once a month for a 2 hour trip to the Gold Coast – but it is still not right.

While people say it is ‘irresponsible’ to drive a polluting old car and instead should be a slightly less polluting 'new' car – I know that buying a new car means there are additional greenhouse emissions created just in the embodied energy to manufacture the car – so the longer I can avoid buying a 'new' car the less impact I have…or not?

So I am stuck. I ‘need’ another car. I live in the country where public transport is very limited and I want to keep my physical connections with my family and old Emilou is definitely ready for retirement. I look at the secondhand car web pages – but I am constantly searching for something that doesn’t seem to exist yet (and may never exist) – a car that doesn’t destroy the Earth.

My conclusion is to look for a secondhand small diesel car (used electric cars are not yet an option in Australia) – where I can at least fill up with bio-diesel in Byron Bay and at some point investigate making my own bio-diesel for fuel.

And perhaps one day I will be able to slow down enough to feel satisfied with just horseback or bicycle or my own two feet to feed this appetite to shift my horizons…

2010-08-12

8/8和訳

1カ月に一度、私とパチャとヤニは、母と妹家族を訪ねに大都市のゴールドコーストに出かけます。この「お出かけ」を利用して訪れるリサイクルショップには、ウーンバでの生活をより快適にしてくれる服や靴、建材がすべてそろっています。

今週末は大きなリサイクル市が開かれました。パチャはそこで通行人の前で躍る大道芸をすることで、もうすぐやってくる音楽キャンプの費用を稼ぐことを思いつきました。私はさほど気乗りしませんでした。なぜって、パチャがソーセージ屋さんの前でラップやディスコミュージックを流すCDプレイヤーのバッテリー代に、30ドルも支払わなければならなかったからです。しかしその後、私が見ていると、人びとは立ち止まって笑顔になり、子どもたちはパチャのダンスに加わり…、たちまち彼女の小さなカンパ箱は募金でいっぱいになったのです。

パチャが心をこめて3時間もの間踊りつづけ、笑ったり、体を揺り動かしたり、くるくる回ったり…、ついにはアスファルトで足の皮がめくれるほどでした。こうして、彼女はバッテリー代を払い、さらに音楽キャンプのために50ドルも稼いだのです。今や彼女は、機会があればいつでも人前で踊る決心を固めています。それほど今日のパチャは、本当にたくさんの人に喜びをもたらしました。シンガーソングライターとして活動する私でさえ、到底及ばないことでした。

私と妹はよく、いかに自分たちがものごとの本質を見ていないか、そして、世界システムが変われば自分たちは生き延びることができると、私たちに多くの期待を寄せてくれる人々がいることに思いを馳せます。

妹は、夫と3人の子供たち(末っ子のグリフィンはまだ2歳!)と6週間のカンボジアの旅から戻ってきたところです。人々はこのような旅行ができる彼女を「金持ち」だと思っていますが、彼女の家庭はごく一般的な所得で、めったに「新しい」ものを買わず、彼らの周りにいる人たちが買いたがるような「最新の」キッチンやお風呂には目もくれずに暮らしています。

彼らが購買欲より旅を優先させるのは、旅こそがホンモノのいのちの営みをまるごと体験できる「教室」だと信じているからです。カンボジアで、貧困の極みにありながら、笑顔で幸せそうな子供たちや家族に出会ったことは、妹家族にとって強烈な体験だったようです。きっと、オーストラリアに戻った彼らは、この物質社会に対して新しい気付きを得ることでしょう。

私たちは生きながら、学ぶ存在です。ならば、私たちを取り巻く「勝って、勝って、勝ちまくれ!」という競争原理をこちら側に引き込もうではありませんか。希望にあふれた愛と命と平和のメロディで踊りながら。

【翻訳:田中みのり】

2010-08-11

8/8

About once a month Pacha, Yani and I travel to the big smoke of the Gold Coast to visit my Mum and sister’s family. This also gives us the chance to visit the ‘dump’ shops and recycle markets to find all the things we need (clothes, shoes, building materials) to make our lives more comfortable in Woombah.

This weekend was the big Burleigh recycle markets and Pacha decided that she might be able to earn some money to pay for an upcoming music camp by dancing in public (busking). I wasn’t really very supportive. I complained when I had to spend $30 to buy batteries for the portable CD player to play her modern rap and disco music in front of the sausage sizzle stand. But then, as I watched, people stopped and smiled, children joined in her dancing and her little basket filled up with spare change.

So there she was, dancing her heart out for 3 hours, smiling and swaying and spinning – wearing out her bare feet on the tarmac. She paid for the batteries and earned an extra $50 toward the music camp and is now determined to dance in public at every chance she gets. Today Pacha brought joy to so many people – and none more than me.

My sister and I often talk about just how ‘out of the box’ we are and how we must remember that when we have such high expectations of people and the world to be able to change so that life can continue. My sister has just travelled with her husband and 3 children (Griffin is only 2 years old) through Cambodia for 6 weeks.

People think she is very ‘rich’ to be able to travel like this – but her family lives on a basic single income, rarely buy anything ‘new’ and don’t worry too much about having a ‘modern’ kitchen and bathroom like most people around them. They make travel their priority because they believe it is the best classroom - complete with real life experiences. It seems their strongest experience was in meeting so many smiling, happy children and families despite living in abject poverty. This gives them new appreciation of everything we have here in Australia.

As we live, so we learn, so we engage in the opportunities that provide a ‘win, win, win’ around us – dancing to that hopeful tune of Love, Life and Peace.

2010-07-27

7/26:和訳

あなたは馬を愛するのと同じように車を愛することはできないでしょう。 馬は、私たちから人間らしい感情を引き出してくれます。それは機械には決してできないことです。このように機械は、私たち人間の中にあるものを引き出しもしますが、また疎かにもするのです。そして、私たちに本来備わっている感情を「用なし」にすることで、私たちの暮らしを非人間的で機械的なものにしていくのです。
アルバート・アインシュタイン



今朝は、いつものように、パチャとヤニを馬(オリー)の背中に乗せて、スクールバスのバス停へ連れて行きました。先週末、パチャとヤニとオリーと私は、森へ4時間散歩に出かけてきました。お弁当を持って、途中、オリーがみずみずしい芝生をむしゃむしゃ食べるために立ち止まったり、自転車とオリーの背中交互に乗ったり、遊んだり、歌ったり、呼吸したり、ふれあったり、つながりあったり・・・。毎日私は自分をつねって、これが夢でないことを確かめるほどです。なんて私たちは恵まれているのでしょう!楽園のような大自然の中で、簡素な家に暮らし、地域と関わる中で自分の意見を述べ、よりよい社会への働きかけをする自由があるのです。

自由は、時には「気ままさ」ともいえます。「馬を飼うなんて、アンニャはすごい金持ちに違いない」と思う人たちのことが、私には不思議でたまりません。そうね、確かに私たちの生活は「豊か」です。でもそれは金銭的なものではありません(もちろん、誰の収入と比べるかによりますが)。

いずれにせよ、私たちの馬、オリーは、家族の一員として、自分の担当をしっかり「稼いで」いることは確かです。たとえば、オリーは草をはびこらせません。もしオリーがいなければ、草刈機を買う(3000ドルにプラスして維持費とガソリン代も継続的に必要)か、誰かを雇って毎月草を刈ってもらわなければならないでしょう。
それから、オリーは肥料もつくってくれます。もし庭の手入れに馬糞を買ったら1袋3ドルはかかるでしょう。オリーなら1日で2袋は満杯にします(オリーはたくさん糞をするのです)。さらに、オリーはセラピストでもあります。辛抱強くて優しく、いつもここにいてくれます。それに暖かく穏やかで力があり、どうやって他人を敬い、一緒に過ごしたらよいかを教えてくれます。オリーは人間以外の視点で世界を見ることを教えてくれるのです。

オーストラリアでは連邦の総選挙がもうすぐです。私にとっては全てが茶番にしか見えません。中心となっている2つの政党は、どちらも大して変わらず、欲望で頭がいっぱいの企業に支配されているのですから。
選挙の最大の争点の一つは、いわゆる「ボート難民」問題です。彼らは、戦闘状態の国から、今にも沈みそうなボートで自らの命を危険にさらしながら、オーストラリアに避難場所を求めて逃げてきます。不法移民のほとんどは飛行機でオーストラリアに入国しているのに、二大政党のどちらもが、ボートピープルをオーストラリアに寄せつけないための政策で大騒ぎしているのです。なんて冷酷で非情なのでしょう。特に我が国は、アフガニスタンの様な戦争で引き裂かれた国に軍隊を送りこんで、その国の混乱を助長しているというのに・・・。


以下の文章は、選挙について私が新聞に投書したものです。ある人が「キリスト教を熱心に信仰する人が私たちの指導者として投票されるべきだ」と語ったことへの返信として書きました。

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拝啓
私はウェンディ・ボニフェイス氏にただひとつ、この質問を尋ねてみたいのです。
「イエス・キリストは誰に投票するのでしょうか?」

私が知っているキリストなら、欲や被害妄想、個人的な権力ではなく、思いやりや寛容さに基づいて行動する候補者を支持するでしょう。すなわち、嘲笑されたり責められたりすることを恐れず、真実を口にする勇気を持つ人であり、不言実行である候補者です。

キリストなら、旧約聖書に出てくるゴリアテのような巨大企業に立ち向かう青年ダビデのような候補者を支持するでしょう。人々よりも利益を優先させ、貧しい人を食いものにして利益を得るような企業ではなく。キリストならきっと、政策に丹念に目を通し、福祉や住宅、教育を犠牲にして、際限なく防衛予算を増額することのない政党を支持するでしょう。

一方で、平和を愛する人、キリストなら、外国で誤って始められた戦争に対し、我々の国の若者を送り続けるような政党は支持しないでしょう。戦争での主な負傷者はいつも決まって女性と子どもなのですから。私は信じています。イエス・キリストは、企業や土建業者による政治献金を受けとらない候補者をもつ政党の元に集まることを。そしてとりわけ、私の知っているイエス・キリストは、地球のことを最優先に考える政党を支持するでしょう。汚染という冒涜を受け、もはや生きものが住めなくなった惑星において、「信仰」はどれほどの意味があるのでしょう?

私は、ボニフェイス婦人に私の通う「教会」にぜひ来ていただきたいと思っています。その「教会」には礼拝堂も壁もありません。白人たちがキリスト教とともにこの地にやってくるずっと前からあったもの。あなたを取り囲んでいて、あなたの呼吸やあなたの存在すべてとつながり合っているもの。私がいう「教会」とはつまり、空気・水・土・火、そして多様性。人間と人間以外の社会を、優しく敬いをもって支え合う、この地球システムのことです。私が従うべき「教義」は、誰かが書いた教典ではなく、私の心の中にあります。そして、私は信条によってではなく、愛によって行動するのです。 敬具

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【翻訳:小山邦子】

2010-07-26

7/26

“You cannot love a car the way you love a horse. The horse brings out human feelings the way machines cannot do. Things like machines may develop or neglect certain things in people ... Machines make our life impersonal and stultify certain elements in us and create an impersonal environment.”

Albert Einstein

This morning, like most mornings, I brought Pacha and Yani to the school bus stop on horse back. On the weekend Pacha, Yani, Ollie and I went for a 4 hour walk through the forest. Bringing a picnic, stopping for munches on juicy grass, sharing Ollie’s back between riding our bikes, playing, breathing, singing, interacting, connecting… everyday I pinch myself to remind myself I’m not dreaming - how lucky we are! Living in paradise in nature, in our simple house, with the freedom to engage with community, express opinions and work to make things better for all.

It does feel indulgent sometimes, and I wonder about people thinking we must be so very rich to be able to afford a horse. Well we are rich, but not so much in money (though this depends on who you compare our income with). In any case, I have figured out that Ollie, our horse, earns his place in our family, this is why:

Ollie keeps the grass down. If he wasn’t here I would have to either buy a ride on mower ($3000 plus ongoing maintenance and petrol), or pay someone else to mow the grass every month or so.

Ollie produces manure. If you buy horse poop for the garden it costs about $3 per bag, and he produces about 2 big bags a day (yes, he poops a lot).

Ollie is our ‘therapist’. He is patient and gentle and always present. He is warm and soft and powerful and teaches about how to respect and behave with one another. He teaches us to see the world through non-human eyes.

The Australian federal election is coming up and to me, the whole thing is a farce. The two main parties are just about the same as each other – and controlled by corporations who are controlled by greed. One of the biggest campaign ‘issues’ now is the so-called ‘boat people’ problem - people risking their lives on leaky boats, fleeing countries of war in order to seek shelter in Australia. The vast majority of illegal immigrants come into Australia by plane – but both big political parties are making a big deal about doing whatever they can to keep the ‘boat people’ out of Australia…how heartless, how cruel – especially when we contribute to the chaos in war torn countries like Afghanistan by sending our military there.


This is a recent letter I wrote to the newspaper regarding the election, in response to a person who basically said that only practicing Christians should be voted in as our leaders.

Dear Sir,

I only have one question for Wendy Boniface: ‘Who would Jesus vote for?’

The Jesus I know would support candidates who are guided by compassion and tolerance, not greed, paranoia and the desire for personal power; those with the courage to tell the truth regardless of being ridiculed or harassed as a result; those whose actions speak louder than words.

I think he’d be backing the Davids against the corporate Goliaths who put profits before people, who ‘prosper’ at the expense of the poor. He’d be taking a good look at policies and supporting parties that do not continuously increase the ‘defence’ budget at the expense of health, housing and education. As a man of peace, Jesus wouldn’t be backing parties who keep sending our young people to misguided wars in foreign lands where the main casualties are invariably women and children. I believe Jesus would be rallying behind the only party whose candidates do not accept political donations by corporations or developers.

And above all, the Jesus I know would support the party that puts the highest priority on caring for the Earth, because there’s not much point in having ‘faith’ on a desecrated, polluted, unliveable planet is there?

I also welcome Mrs Boniface to the Church I go to. It has no walls. It’s the one that was here even before white Christians came to this land with their ‘faith’. It is all around you, connecting you with every breath and with every kind, gentle and respectful interaction with our human and non-human community. The truth I follow is written in the heart, motivated by love – not in a book written by men.

2010-07-21

7/20翻訳


私にとっての次の大きなプロジェクトがもうすぐです!
アイルーカにある、子どもたちが通う学校で、9月18日に「いい人生を送ろうフェスティバル」を主催するのです。フェスティバルの名前には、穏やかに生きること、地球を壊さないライフスタイルを意識し、選び取っていくことを“再ブランド化”したい、という願いを込めました。

プロジェクトの一環で、私たちは「持続可能な暮らし」がバーチャル体験できるウェブサイトづくりにも取り組んでいます。そうすることで、化石燃料(ガソリン)を燃やし、ロールモデルたちに会いに行かずとも、地球にインパクトを与えないように暮らしている地域住民のいろんなやり方について学ぶことができるからです。

そのために、持続可能なライフスタイルを送っている素敵な人たちを取材して、この新しいウェブサイトで紹介しようとしています。イベントを企画する中で、同じようなマインドを持った人たちとのつながりが増えています。私が暮らすこの地域が、将来、持続可能なコミュニティになる可能性を秘めていることを知り、とても勇気づけられました。

そしてこのつながりは、“スロー・スモール・シンプル”というビジネスを展開したい私の目的にもつながります。健康で、幸せで、持続可能なライフスタイルへの情報やアイデア、アドバイスを提供するビジネスです。たぶん、私は優秀な事業家とはいえないでしょう。なぜって、お金のために何でもします!とは言えない性分だから…。でも、現実には、パチャとヤニを養うために、私の人生の一部としてやらなければならないのです!

さて、その素敵なライフスタイルを送っている人を探す中で、最近、私はキャロラインと知り合いました。彼女は350エーカーのパーマカルチャ-農場に、2人の子ども、ご両親、おばあさん、さらに馬やニワトリ、牛、豚、アヒル、犬などと一緒に住んでいます。

自分たちで建てた3棟の小さな、シンプルな家(彼らが育てた材木を使っている!)は、エネルギーは太陽光発電でまかなわれていて(送電系統から完全に切り離されています)、料理には木やガスストーブを使います。すべての水は、彼らの屋根から集めたものです。庭には彼らが必要な野菜がすべてそろっています。世代を超えて彼女が作り上げたものに、私は大きな感動を覚えました。

家族全員が強く支えあい、愛情に満ちた結びつきを持っていることは、何と素晴らしいのでしょう!それは、私が先住民の人々と一緒に暮らした時、またインタグの貧しいコミュニティで暮らしたときに、よく目にした光景でした。オーストラリアでは珍しいことです。

パチャとヤニは3時間近く、遊んだり、探検したりして過ごしました。そして「絶対ここに住みたい!」と決め込んでしまいました。それでも私はそうは思いません。というのも、近隣の集会所に行くのに、車で最低30分はかかるのです。

私たちが今住んでいるところは、同じ通りだけで、20人以上の子どもがいます。パチャとヤニはすぐに一緒に遊ぶ友達を見つけられるし、私も学校やコミュニティでの活動に便利です。私がこの地域を選んだのは、いつか(自転車歩道ができたら)ビーチや町に自転車で行くことができることを知っているからです。そう、今、私がするべきことは、残りの家族がここで一緒に暮らすよう、決心させること!

ヤニは7歳になりました。友人たちや家族とともに、たくさんの時間を過ごしました。ヤニはみんなに愛されていること、大切にされていることを深く感じたことでしょう。私たちにとって、それ以上に必要なものはあるでしょうか?

みなさんに愛を!
アンニャ・ライト

【翻訳:間宮加奈子】

2010-07-20

7/20


My next big project is building up fast! On September 18th, I will be organising the ‘Living the Good Life Festival’ at our school in Iluka. The name is an attempt to ‘re-brand’ the choice to live a gentle life - a conscious life - a lifestyle that doesn’t destroy the Earth. We’ll have stalls, entertainment, food and lectures encouraging a sustainable lifestyle shift, while also supporting our School Fete. Through the festival website (www.livingthegoodlifefest.com) we plan to create a ‘virtual sustainable lifestyle’s tour’ so that people can get an insight about the many different ways people in this area are trying to lighten their impact on the planet without burning fossil fuel to drive around to see them.

I am now collecting inspiring sustainable lifestyle examples that I will showcase on the new web site. As I get involved in organising the event, the web of like-minded people expands and I feel great encouragement about the potential of this area to become a sustainable community in the future. And this connects with my aim to run a business; ‘slowsmallsimple’ that provides information, inspiration and advice about how to live a healthy, happy and sustainable lifestyle. I’m not a good business person – I find it very hard to ask for money for anything…but the reality of feeding Pacha and Yani make it important to face this part of my life!

Anyway, through this glorious search for good sustainable lifestyle examples, I have recently met Carolyn. Carolyn lives on a 350 acre permaculture property with her two children, her mother and father and her grandmother along with horses, chickens, cows, pigs, chickens, ducks and dogs. The three small, simple home-built houses (from their own harvested timber) are run from solar energy (completely off the grid) with wood and gas stoves for cooking. All water is collected from their own roofs. The garden provides all the vegetables they need. For me, the intergenerational aspect of her set-up was the most inspiring. How wonderful to see and feel the strong and supportive, loving bonds between everyone! It is something I
have often seen when living with indigenous peoples, and even the poor communities in Intag, but it’s not so common in Australia.

Pacha and Yani spent 3 hours playing and exploring, and decided that they would definitely like to live there! Though I’m not so sure. It was at least
a ½ hour drive to reach any kind of village centre. Where we live now, there are more than 20 children living in just this street. Pacha and Yani can find friends to play with and I am in easy reach of my activities at the school and in the community. I chose this area knowing that some day (when a bike path is built) I will be able to ride to the beach and to the town.

Now all I need to do is convince the rest of my family to live here!
Yani has just had his 7th birthday. We celebrated with friends and family and lots of time just being together. I think he feels loved and appreciated. That's all any of us really need isn’t it?

Love to you all!

Anja Light

2010-07-14

7/9和訳

「歌は、私を楽しませ、自由にしてくれるわ」とは、娘・パチャの発言です。 学校の聖歌隊の子どもたち(およそ80人)に、隣の人どうしで「歌うことで何を感じるか、なぜ聖歌隊に参加したいと思ったのか」を質問しあってもらったときのことです。

彼女の発言は、私の歌に対する思い、そして、音楽が私にどれほどの喜びをもたらしているかを思い出させてくれました。どこにいても、どんな時も、誰とでも、歌は橋渡しをし、ハートとハートをつなぎ、私たちの心の奥深くにある感情を表現してくれます。それは一生続くものであり、ハートや精神、魂を持続させます。

けれどもこの公立学校では、友人ティナと私が、聖歌隊のお世話役を買って出なかったら、子どもたちは今年でいなくなっていたでしょう。学校の教育制度において重要視されるのは‘数量的思考能力と読み書き能力'です。教師たちは、子どもを書き取りや文法、数学などすべてテストの点数で評価します。子どもたちが日々、どれだけ幸せを感じ、誇りを持っているかはそこには反映されません。

1人の大人として、私は自分の受けた教育にとても感謝しています。足し算ができたり、読み書きが上手にできることは確かにとても良いことです。けれども、自分自身のアイデンティティや、自分がどういう背景やビジョンを持っているかを理解することの方がはるかに重要です。残念ながら、私は、型にはまった学校組織から、こういったことへの学びはまったく得られませんでした。

私の学校時代の一番の思い出は、「教室」の外での活動でした。それはつまり、ミュージカルだったり、演劇コンクールだったり、討論をするチームだったり、友情を形成したり、身の周りの問題に取り組んだりすることでした。もちろん、テストでよい点数を取ることで、学生に本来求められている義務は果たしましたが、人生を楽しむことの方がはるかにいろんなことを教えてくれました。

今の学校教育において、子どもたちが必然的にお金を使ったり、競争に勝つことなしに無条件の喜びや幸せを感じられる術を見つけられるよう励まし、その喜びを自由に分かち合えるようになることが、もっと重要視されるべきだと思います。

すべての子どもたちが、テストの結果によってではなく、自分や周りの人に喜びをもたらしてくれる個々のユニークな才能によって自信に満ちている姿を想像してみてください。このことを可能にするべく、私は学校でますます多くのことを自分に課しています。フードガーデンや、聖歌隊、遊び場を作るための資金集めや、今年のサステナブル・フェスタを企画することなどがそうです。先週の聖歌隊でのパチャの発言は、そういった私の努力が報われた気がした一瞬でした。

【翻訳:田中みのり】

2010-07-09

7/9

“Singing makes me feel joyful, it makes me feel free” said Pacha. I was leading the school choir and had asked all the children (around 80 people) to describe to the person standing beside them how singing made them feel and why they liked coming to choir. Her words reminded me about how I feel about singing, and how much the joy of music has given me. Anywhere, anytime, with anyone, song builds bridges, connects hearts and expresses our deepest emotions. It is life-long, it sustains the heart, the spirit, the soul…

But in our public school, if my friend Tina and I hadn’t volunteered to lead the choir group, the children would have gone without this year. In the public education system the emphasis is on ‘numeracy and literacy’. Teachers value their worth by exam results in spelling, punctuation and maths tables – not so much by the sense of children’s wellbeing and self-esteem.

As an adult, I greatly appreciate my education – it is good to be able to add up and to read and write well – but understanding my identity, and the context and the purpose of these tools has been so much more important. And this was never assisted much by the conventional school system. All my best memories of school were activities outside of the ‘classroom’ – the musicals, drama competitions, debating team, forming friendships, engaging in issues around me. I did my duty to pass my exams well, because that was what was expected of us, but enjoying life taught me much more.

I believe that encouraging children to find ways to feel unconditional joy and happiness, without necessarily spending money, or winning competitions – and being able to share this joy freely – should be given more emphasis in the education system. Imagine every child feeling empowered, not only by their exam results, but by their own unique talents that can bring joy to themselves and others. I find myself doing more and more at school to try to help make this possible; the school food gardens, the choir, raising funds to build a playground and organising the sustainability fete this year.

Pacha’s words at choir last week make me feel like it’s worth the effort.

2010-06-21

6/21和訳

今日、私はもう少しで、パチャとヤニに学校を休ませ、家で過ごさせるところでした。

二人は昨日ロウソクに灯した火に‘再点火’しようとしていました。私は二人の動きに完全に集中し、炎がまたもう一度上がるのを見てうっとりとしています。色んな見地や過去の記憶、感情、つながりやゆったりとした時間の感覚...など本当に多くの事を学べます。おそらく教室で座って授業を聞いているのとは違う方法で、学びができてよい日になるのではないでしょうか。でも責任感の強い親である私は、気付くと子どもたちに口うるさく言っていました。‘靴を履いて、急いで、かばんの準備をしなさい!学校に持っていくものは全部忘れずに持った?’そして子ども達をバス停へ連れ出します。2人はかなりむくれていました。

今日は1年で一番日が短い冬至の日。やらなければならない仕事のTo Doリストがあるのにも関わらず(その仕事は身体を使う本物の作業なので、好きなのですが)、私は今ここでコンピューターの前に座っています。深く反省したり、今の様な子育てのやり方で子どもたちに正しい事をしているのだろうかと自問していると、動く事ができなかったのです。そして毎日押しつけられている大衆文化のほとんどを私は拒んでいるのかをはっきりさせようとしていました。あまりに多くの大衆文化が、学校のシステム:義務や遵守、画一化や盲目的な信仰、“先生”と言われる人への信頼、愛好心、大衆消費文化・・・などを通して強くもたらされているのです。

例えば、パチャは地元の全国女性連合から学校の課題/プロジェクトをもらった時のことです。トピックはスコットランド。私はおそらく、写真や旅行者向けの情報を乗せてきちんとまとめたポスターのようなものを作成するのだと思いました。そして‘優秀な’課題には賞がもらえます。実際にスコットランドを訪れた事のある数少ない親として、私は気づくと、パチャに私自身の経験に基づいた、スコットランドについて最も重要で生きた情報だと思う事を教えていました。それはスコットランドがイギリスの違法な核の備蓄先であり、地球上のほとんどの都市を破壊してしまう程の容量があるという事実でした。パチャのポスターには‘ネッシー’と隣に核を搭載した潜水艦を描き、“スコットランドの海には、ネッシー以外の怪物も潜んでいる”というタイトルを付けていました。

パチャのポスターへの反応は?
私自身の経験や物の見方をパチャに押し付けるのはずるいこと?パチャはこの‘ユニーク’な知識や意見を持っている事で、のけものにされたり冷やかされたりするの?たまたま私が親だからって、9歳で自分の意見を持つのは早すぎるの?

最近フェイスブックに私の子育ての仕方が、家族ぐるみの友人より問いただされました。彼女の考え方は広く一般に支持されている(けれどもなかなか声に出されない)主流の考え方ではないかと思います。私はその考え方を深く受け入れたい。なぜなら子どもたちにとって出来るだけよい母になりたいからです。
私がパチャに、私自身の‘政治的なアジェンダ’を表現させようとしているのではないかと友だちが心配している事に対して、私の答えはこうです。

“深く気遣って連絡下さりありがとう。心から心配してくれたのですね。
これは実際に、1992年に12歳でリオ地球サミットで世界のリーダーに向けて演説をしたセヴァン・スズキの言葉です。 (http://www.youtube.com/watch?v=uZsDliXzyAY)
彼女は9歳の時に環境学習グループを始めました。セヴァンが自分の子ども時代、あなたが考えるように、他の大人の政治的アジェンダの広告塔をさせられていたと感じているかどうか、彼女と話してみてはいかがでしょう。”

“これを書き出すと長くなりますが、以下は全て真実です。子どもたちは、小さい頃からメディアや広告にさらされることで、洗脳されていきます。それらの威力は絶大で、両親のコントロールなど到底及びません。コカコーラやマクドナルド、美化された軍隊の広告、医薬品で得られる「健康」、値段が高いほど効くという思い込み、サプリや医療整形からくる美しさ、産地から完全に切り離され、過剰包装された食べ物、人間社会が成長し続けるために地球から取り尽くされる石油、多く消費するほど幸せになれるという妄想・・・。
子どもたちだけでなく、大人もまたメディアに取り込まれ、これらのメッセージを信じこんでいるのです。”

“子どもたちは、どのような文化や価値観をもった社会に暮らしていきたいか、その仕組みづくりに参加する機会を与えられるべきではないでしょうか?特に、現在の、地球を破壊し、親の言いなりになることで心を病むような社会においては。
私は子どもたちを自分の存在以上に愛しています。そして、生命の奇跡ともいうべき地球において、私たちは、全ての生きとし生けるものと相互につながりあっていることを、私は知っています。ですから、私は、先の質問に「イエス」と答えるのです。”

【翻訳;小山邦子】

6/21, Solstice/Candlenight

I was so close to letting Pacha and Yani stay home from school today.

They were ‘reigniting’ a fire we had lit yesterday. Completely focused in their task, fascinated watching the flames come alive once again. So many lessons learnt on so many levels, ancient memories, emotions, associations, a sense of slow time…maybe it was a good day to learn in a different way than sitting in a classroom - but I - the dutiful parent, found myself nagging: ‘Get your shoes on kids, quick get your bags ready, have you remembered everything you need for school?’ And forced them to the bus stop - the kids were pretty grumpy.

It is winter solstice, the shortest day of the year. Despite the long list of ‘jobs’ to do (and jobs I love doing – physical jobs, real tasks), I’m here at the computer - not able to move from a sense of deep reflection and questioning; am I doing the right thing for my children, bringing them up the way I am - making it so obvious that I/we reject the majority of the mass culture foisted on us everyday? So many of these are reinforced through the school system: duty, obedience, conformity, blind faith and trust of annointed ‘teachers’, patriotism, consumerism…

I’ll give you an example; Pacha has a school assignment/project given by the local Country Women’s Association. The topic is: Scotland. I believe the expectation is of a neat, orderly poster with pictures and touristy type information – and for the ‘best’ result a prize will be given. Having been one of the few parents of children that has actually visited Scotland, I find myself guiding Pacha about what I think is a most important current information about that country, based on my own experience, the fact that Scotland is home to England’s illegal nuclear arsenal that has the capacity to destroy most cities on the planet. So, on her poster there is a picture of the ‘Loch Ness monster’ and beside it a picture of a nuclear submarine with the caption: ‘other monsters lurking in Scottish waters’.

What will the response to her poster be? Is it unfair that I have imposed my own experience and viewpoint on her? Will she be ostractised or ridiculed for having this ‘unique’ knowledge and opinion? At 9 years old is she too young to have a voice – because she happens to have me as a parent?

On facebook recently my parenting style has been challenged by a family friend. I suspect her views are a commonly held (but not often spoken) mainstream view, and I take them to heart, because I want to be the best mother I can to my children. I’ll include my response to her concerns about my using Pacha to express my own ‘political agenda’.

“Thanks for your deep and concerned response L - I know it is coming from a real place. The words in the song were actually of Severn Suzuki who, at age 12, addressed world leaders at the Rio Earth Summit in 1992 ( http://www.youtube.com/watch?v=uZsDliXzyAY). She started an environment group when she was 9 years old. I guess it would be good to talk with her about whether she has similar feelings to you about her own childhood (ie. being a mouth-piece for other adults political agendas).”

“This is a long conversation and it incorporates just about everything, it's about the subversive and seducive influences that our children are exposed to throughout their childhood that we have little control over: coca cola, mcdonalds, glorified military ads, health (and diets) coming from a chemist shop- and the more expensive the 'better' they must be, beauty coming from a bottle or a doctor's surgery, food being neatly packaged and totally detached from its source, oil gushing out of the Earth because our human culture considers itself more important than anything else, consume more to be more happy... Not only children - adults are still so trusting of these messages engulfing us from modern media.”

“Should children be given the opportunity to participate in shaping the culture that is currently destroying the Earth and causing untold suffering through the guidance of their parents? Because I love my children more than my own existence, because I know we are interconnected with everything else in this miracle of life - I believe so, yes.”

2010-06-14

6/14和訳


ここ数日、だんだんと涼しくなってきています。しかしどうしてか、だるまストーブ用の薪の準備を優先するほどの寒さではありません。私たちは靴下やジャンパー、毛糸の帽子で冬の凍えるような夜を避けるように、さっさとベッドに入ります。
太陽のエネルギーからの恵みを受ける素晴らしい家!北から射し込む太陽の光が、日中セメントとタイルを加熱してくれるおかげで、夜まで室内は暖かさを保っています。

この2週間は、私にとってとてもエキサイティングで感情高ぶるものでした。 というのも、私は親友から、彼女と折半して買った土地の、彼女の分も買うことになったからです。彼女は今、都会での生活が中心で、家族をサポートする役割を担っているため、ここにエネルギーを注ぐことが難しいのです。
これから、ちょっと住宅ローンができてしまったけど、私はこの土地を、スロー、スモール、シンプルな夢を皆さんや私の友だちとその家族で共有するために、将来にわたって、責任を持っていきたいと思います。

ですから、みなさん、ぜひ私たちの家に来てください。都会の毒素を出し、持続可能なライフスタイルをつくりだしましょう!私たちは、本当の「学び」が得られるスロー・スクールを開き、そこで冥想やホースセラピー、ストローベイル(藁ブロック)をつかった工房、ピザを焼くためのオーブン、そしてもちろん、みんなを感動させるようなパーマカルチャー農園や森林農法の畑を作ることができます。このプロジェクトを実現していくために制約があるとすれば、豊かな想像力を持てるかどうかでしょう。

それとは別に、お願いがあります。ここの場所の名前を一緒に考えてもらえませんか? 私は未来の “輪”の姿を私なりに表現して「輪・未来」や「未来の輪」はどうだろうと思いつきました。「ゆっくり」とか「スローライト」(私の姓のライトと、ローソクの灯りのライトをかけたダジャレです・・笑)などもいいかな?

また、私はパチャとヤニの学校のことでとても忙しくしています。今の私には、お金はもらえないけれど、やらなけれならないことがたくさんあります。パチャとヤニのPTA会長、フードガーデンのコーディネーター、そして学校の聖歌隊のオーガナイザーなどなど。しかし、誰かがやらなくてはなりません!というわけで、先週、私はマラソン大会に出場する子どもたちのためにミニバスの運転手を買って出ました。また、私は「いい人生を送ろう」という名のお祭りを企画中です。これらが全てどのようになっていくかは私にもわかりません。そもそも、挑戦もしないで分かることなんてないのです。

今の私は、相変わらず低収入(だいたい月150ドル前後)で生活しています。とても質素なご飯だし、新しいものも買いません。ですが、私たちの暮らしは変化に富み、やりがいと刺激がたくさんで、仕事が喜びと一体です。新しいフルーツの木を植えたり、オリーの牧草地を広げるために穴を掘ったり、このブログを書いたり!

今日はとても素晴らしい日です。パチャとヤニは、どこまでも彼らに寛容な馬のオリーと一緒に遊んでいます。写真がすべてを物語っているでしょう。みなさんが、こちらに来て、私たちと本当のスローライフをわかちあうのを心からお待ちしています。

【翻訳:間宮加奈子】

6/14


The days here are cooling down – but somehow not getting cold enough to make a priority of preparing firewood for the pot belly stove. We get cosy and warm with socks, jumpers and woollen hats, and go to sleep early enough to avoid the winter night chill. It's a great house for passive solar energy, with the sun streaming in from the north to heat the cement and tiles through the day, keeping the warmth in at night.

The past two weeks have been very exciting and emotional for me on a very practical level. I am buying the half share of this land from my best friend. Her life is fixed in the city right now, with responsibilities to support her family making it hard to put energy here. So now, with a bit more mortgage debt, I am fully responsible for looking after this land, creating slow, small, simple dreams to share with you and all my friends and family for the years ahead.

So please, come along and visit and together lets shake off some urban toxins and create this sustainable lifestyle! We can build a Slow school, meditation huts, horse therapy centre, straw bale studio, pizza ovens and of course an inspiring permaculture garden and food forest. Our imagination is our only limitation. And I have another request – can you help me decide on the name for this property? I had thought about ‘wamirai’ or ‘mirai-no-wa’
(my version of a circle of the future), but perhaps just ‘yukkuri’ or ‘slowlight’…

I have also been very busy at Pacha and Yani’s school. Now I find myself with a long list of unpaid jobs, P and C president, food garden coordinator and school choir organiser – but someone has to do it! Last week I drove the minibus for the kids who made to the big long distance running competition.

And we are organising the school fete along with an event I am creating called: ‘Living the Good Life’ festival. I’m not sure how it will all go, but we’ll never know if we don’t try. We still seem to exist with very little income (around $150 per week at the moment), eating very simple foods and not buying anything new. There is so much variety, challenge and stimulation in our lives, and work combines with pleasures – like the act of planting a new fruit tree, or digging holes for posts to extend Ollie’s paddock – or writing this blog!

Today is a glorious day. Pacha and Yani have already been playing with Ollie the horse, who is infinitely patient with them. The pictures here say it all. We welcome you to come along and share this life.

2010-06-10

5/22和訳


一日がゆっくりと短くなり涼しくなってくればくるほど、私たちの家は居ごこちがよくなります。朝、北から陽の光が差し込むとパチャとヤニは敷物の上にすり寄ります。オリーの温かい背中にまたがって森を散歩すると気持ちがいいです。紫外線から身を守るための帽子なんか必要ありません。

ここ数日間で私たちは薪を集めました。だるまストーブに火を灯す時期がやってきたのです。ストーブの上でスープを料理したり、マシュマロを焼いたりします。
スローハウスプロジェクトは少しスローダウンしています。と言うのも、今は庭に注意が必要だからです。フクロネズミとワラビーがサツマイモ、いちご、レタス、トマト、トウガラシといったあらゆる葉物をたった二晩で食べつくしてしまいました。幸い、彼らが背の高いバナナの木までは到達することができなかったので、なんとかお腹を空かせたフルーツハンターから守ることができました。ということで、私たちの食糧源である野菜畑を守るために、囲いを作らなくてはいけません!

最近、旧友が数日間訪ねてきました。私が最初にカレンと会ったのは金沢で、彼女がカフェバー'沖合'をちょうど始めたところでした。オーストラリア出身の彼女は当時まだ若く、日本語が全く話せませんでしたが、彼女のプロジェクトを「うまくいきっこないよ」と言う人たちの声にはまったく耳を傾けませんでした。

彼女はオーストラリア人的な温もりとお日様のような人柄で、カフェを軌道に乗せようとがんばっていました。時々、私はそのお店で歌ったり、彼女が外出している1週間、お店を切り盛りしたこともあります。それらは全くの新しい経験でした!
カレンはいわゆる活動家ではないけれど「自分の信念やハートをもって積極的に取り組み続ければ、どんなことでも成し遂げられる」と言う彼女の人生哲学は、私に共通するところでもあります。経験、つながり、そして人生の意義を見いだすことは「豊かさ」のための貯蓄より重要です。彼女は、GNH的な思想を家族とも分かち合っています。

カレンは今、夫と子どもと、オーストリアのアルプスのようなところで、ハイジのような生活をしています。彼女たちが暮らす家は、彼女のお父さんが山から取ってきた木で建てた手づくりの家です。

その村は小さいけれど伝統的なコミュニティで、彼らが長年暮らす中で培われてきた経験が文化として根付いています。それはまさしく自給自足的なスローライフと言えるでしょう。けれども、今、外的環境の急激な変化により、彼らの伝統的な暮らしが脅かされているようです。

変わったもの、それは私たちの価値観です。長期的な視点でケアしていくという文化から、短期的で「今」しか見ない文化への変化。つまり、子ども、そのまた子どもが生きていけるよう、彼らを支える環境そのものを維持していこうという視点が抜け落ちてしまったのです。

現在、共同体としての土地は分割され、売却され始めています。伝統的な家は手入れされないまま放置され、人々は現代の便利さを追求していきます。そのことは私に日本各地の田舎を思い出させます。

カレンと彼女の夫は古民家の一つを救い出し、改修する計画を立てています。新しいものを建てるために取り壊すのではなく、低エネルギーで持続可能な家としてリデザインするのです。

さて、今の私にとって最大の課題は、他人の確立されたやり方を脅かさずに新しいアイデアを紹介していくことです。PTA会長である私は、学校組織の中で、凝り固まった順応主義の意見に出くわしています。それらの意見が、より地球に優しい考え方や行動につながるよう、優しく、前向きに取り組んでいます。

自分の子どもたちを型にはまった公立学校に通えるよう私にできること、それは、私がこれらの組織に関わり、子どもたちを新しい考え方に導いてあげられるかということです。
現在、友人ティナと私は校庭で野菜を育てるフードガーデンと子ども聖歌隊に取り組んでいるところです。私たちが取り組まなかったら、これらの活動は子どもに手の届かないものとなってしまうでしょう。

時々、「私って、でしゃばり?」と思うこともあります。
でも、私がしなければ誰がするんでしょう?今やらなければ、いつ?
(翻訳:田中みのり)

2010-05-22

5/22

As the days slowly become shorter and cooler, our family house gets cosier. Pacha and Yani snuggle on the rug in the morning as the sun comes in from the north. It’s comfortable sitting on Ollie’s warm bare back, riding in the forest, not needing hats to protect us from the sun. We start to collect some firewood for the few days that it gets cold enough to light up our pot-belly stove, cooking soup and toasting marshmallows over the embers).

Building projects have slowed down a little, and the garden needs attention. The possums and wallabies have taken a liking to all the greenery - with the sweet potatoes, strawberries, lettuce, tomatoes and capsicum eaten up over two nights. Luckily they can't reach the big bunch of bananas, that I have protected from the hungry fruit bats! I must build an enclosure to protect our vegie garden food source!

Recently our good friends visited us for a couple of days. I first met Karen in Kanazawa, Japan, where she had started a café/bar: 'Offshore'. She was a young Australian woman, not speaking any Japanese, who didn’t pay much attention to the people who said it was ‘impossible’ to do what she was doing. She managed to find a way to make it work - bringing a little ray of Australian warmth and sunshine into Kanazawa. Sometimes I would sing at her café/bar and once I even looked after the cafe while she was away for a week – a totally new experience! While Karen is not what you would normally call an activist – I think we have a lot in common in our general attitude to life; anything is possible if you put your mind/heart to it and stay positive. Experiences, relationships and finding meaning in life is more important than the accumulation of wealth – and that approach is something she shares with her family as well.

Now Karen lives in a ‘Heidi’ village in the Austrian Alps with her husband and children, in the house his Father built with his own hands from the trees carefully harvested from the mountain. It is a small, traditional community with age-old customs and habits, formed from watching and learning from the environment they live in. It seems to be a very Slow life, self-sufficient in many ways, but under threat from outside pressures. It is the ‘thinking’ that is changing – short-term ‘now’ culture rather than long term care to ensure the children and their children will be able to maintain this lifestyle and care for the environment that has sustained them. Land that was held as a collective for the whole community, is now beginning to be cut up and sold off. Traditional houses are left to disintegrate through neglect, while people look for modern convenience. It reminds me a great deal of ‘inaka’ in Japan. Karen and her husband plan to ‘rescue’ one of these old houses and restore it, redesigning it to become more energy efficient and sustainable, rather than tearing it down to build something new.

What seems to be the greatest challenge for me right now, is introducing new ideas without threatening other people’s established routines and systems. I am coming across entrenched, conformist views embedded in the school system and struggle to find ways to gently, positively and safely promote more earth friendly ways of thinking and behaving. The only way I feel I can send my children to a conventional, public school, is if I am involved and supporting the children in new ways of thinking. Now my friend Tina and I have taken on the school choir, along with the school food gardens, because if we didn’t do this, these activities wouldn’t be available for the kids.

Sometimes it seems like too much – but if not me: who? If not now: when?

For Biodiversity Day

2010-05-18

5/10:和訳




パチャとヤニは昨日の朝、両手いっぱいの手作りの母の日のカードを持って私を起こしました。パチャは「母の日の1日、奴隷になります」という一言メッセージを書いていました。なんということ! 娘は私が一番欲しいものは奴隷だと考えているのかしら? 彼女は誰かが自分の奴隷となることを夢見ているのかしら?他人をコントロールしたり、支配したりすることは、果たして人間の本質なのでしょうか。

とにかく、私にとって、母の日はいつも厄介です。 いまだに、人々がより多くのものを買うようけしかける日でもあるからです。(平和と友好の誓いとして始まったものであるらしいのですが)。まるであなたが買物に費やす金額が、相手への愛の深さを証明するかのように。復活祭、クリスマス、ハロウィーン・・・。私たちはたくさんの「買物をする日」に囲まれています。こういう日がやってくると、私はとげとげした気分になります。
心が乱れ、機嫌が悪くなるので、子どもとマントラを唱えて心を静めます。「祝福しましょう、家族といることを。コミュニティとともにあることを。」
本当に大切なものは何か。私たちは、もう一度、オカネやモノではかる以外のモノサシを取り戻す必要があるようです。

しかし、現実の私は、学校でPTA会長に再選され、子どもたちのために「母の日用売店」を取りまとめなければなりませんでした。「お母さんを愛そう、地球を愛そう、自分を愛そう」というキャッチコピーを思いついたのですが、さすがの私もそれを売店のバナーに書く勇気がありませんでした。

既に、リサイクルの品を扱うことについて(表立ってではないけれど)不満の声(自分の子どもに「古い」ものを買わせたくない)が何人かの親たちからありました。それでも私たちは商品が魅力的に見えるように鉢植えの植物を準備したり、価格をとっても低く(1ドル)したり、手作りのテーブルをセッティングしたりと自分たちに出来るベストを尽くしました。

ここ最近、私のアイデアは新しすぎて、主流社会にとっては革新的で急進的であることを思い知らされています。まるで私の経験と能力がコミュニティの調和への妨げであるかのよう。他の言語を話したり、他の国に住むことが「怪しく」思われているのでしょう。ありのままの自分でいること、自由な意志と個の思想を持ち、質問したり、考えをわかちあったり、疑問を投げかけたり、ポジティブな社会変化を促していくことが、一部の人にとっては脅威に感じるようです。私のそれらの行動が、地球への深い愛から来ていることは、彼らにとってまったく問題ではない…。まあ、他人はともかく、私は自分に忠実に、謙虚さと慈悲を求めて、導かれる道を歩んでいきましょう。

さて、母の日の顛末ですが、パチャは終日、私の「奴隷」となり、ヤニは宣言した割には30分しか続きませんでした。
別の休日には、馬のオリーを連れて散歩にでかけたり、隣人を訪ねたり、馬糞(子供たちはお小遣い用にそれを袋に入れて売るんです)を拾ったりと、いつもスローライフを楽しみながら、素晴らしい秋の気候の中、素敵な日々を過ごしています。

【翻訳:田中みのり】

2010-05-17

5/10

Pacha and Yani woke me yesterday morning with an armful of handmade Mother’s
day cards. Pacha wrote a note saying that she would ‘be my slave’ for the
day…My gosh – is that what she thinks I want the most? Is that what she
herself dreams of - having someone as her 'slave'? Is the human condition
really that geared to controlling and dominating others?

Anyway, Mother’s Day is always hard for me. It is yet another day that
encourages people to buy more stuff (even though it apparently started as a
declaration of Peace and Goodwill). As though the amount of money you spend
correlates to the love you have for someone. It makes me feel more cynical.
Like all the other ‘buy more stuff days’ like Easter, Christmas, Halloween –
I feel generally confused and a little bit grumpy and try to keep convincing
myself (and my children) with the mantra: ‘it’s all about celebration, it’s
all about family, it’s all about community’. There is so much we need to
reinvent in our culture.

But, since I am the re-elected president of the school P and C, I was
obligated to organise a Mother’s Day Stall, so kids could buy things to give
to their Mothers. I came up with a slogan: ‘Love your Mother, Love the
Earth, Love your Self’ – but didn’t have the courage to put it on a banner
for the stall. There were already rumblings of disapproval (not openly
declared) among some of the parents about using ‘recycled’ gifts (“I don’t
want my kids to buy ‘old’ stuff”). We did the best we could do, preparing
potted plants as well, keeping the prices very low ($1), and setting up a
craft table to go along with the products.

Recently I feel like I am being constantly reminded that my ideas are too
new, innovative and radical for mainstream society. It seems my experiences
and skills are a set back to ‘fitting in’; speaking other languages or
living in other countries regarded as somewhat suspicious. Just being who I
am; of free will and independent mind, asking questions, sharing thoughts,
challenging assumptions, encouraging positive change, seems to make some
people feel threatened. It doesn’t seem to matter that my deepest motivation
comes from love. Oh well, I can only be true to myself and continue on,
asking for humility and compassion to guide the way…

So, Pacha was my ‘slave’ for Mother’s day and Yani lasted for about half an
hour. We enjoyed another glorious day here with this lovely autumn weather,
taking Ollie the horse for a walk, visiting neighbours, picking up horse
manure (the kids sell it in bags on the roadside for pocket money) and
generally enjoying our slow life.

2010-04-23

4/21:和訳


私ほど「スロー・ブログ大賞」にふさわしい人はいないのではないかしら。 この4カ月間、時間があっという間に過ぎていって、こうやってパソコンの前に座り、みなさんと意見を共有する時間をとれなかったんです! 私たちのスローライフ・アドベンチャーの続報を心待ちにしてくれていた人、ごめんなさい。 以下が最新の情報です。

昨年12月、日本での「森の声キャンペーン」中に、ケイボー(辻信一)と、スローとディープエコロジーについて、長く、深い会話を交わしました。そのときのやりとりが、来月「ゆっくりノートブックシリーズ」として出版されるそうです(『しんしんと、ディープ・エコロジー~アンニャと森の物語』)。私たちの数日間に渡るディスカッションは、私が長い間意識してこなかった感情や思い出たちを思い起こさせてくれるよい機会となりました。また、今回の対話を通じて、私が何者で、どうしてここにいるかが明らかになり、未来に向けての新たなビジョンをもたらしてくれました。

オーストラリアに戻って私が新しく決めたことの1つは、家族のために馬を探すことでした。 実は、私は幼いころから馬にずっと魅了され続けてきたのです。自分でもどうしてかわからないのですが、多分それは、本能が求めたコミュニケーション、つまり、馬と触れることによって「野性の」パワーとつながりたかったのだと思います。エクアドルにいたときにも、パチャとヤニが私たちの馬(シャンティ)と同じ生きものとして交流しているのを見て、祝福の気持ちでいっぱいになりました。そのときの体験は、子どもたちが自然との信頼関係を深める(ディープ・トラスト)きっかけとなったと思います。

今、窓から外を眺めると、美しい野性の馬オリーが見えます。私たちの家の近くにあるガイフォークス国立公園(http://www.guyfawkesheritagehorse.com/)から連れ去られ、処分されようとしていたのを譲ってもらいました。毎日、私たちはオリーとの散歩が待ち遠しくてたまりません。森林の中や雨の中、日光、おいしい空気。彼は私たちにとても多くのことーー敬うこと、慈しむこと、理解すること、「群れる」こと(優しく、謙虚に、社会と相互に関わり合うこと)、さらに責任やケアの精神について、私たちに教えてくれます。

オリーは私たちにとって特別な生きもの。凛として、やさしくて、安らかで、広い心で接してくれます。パチャとヤニはもちろん、 近所の子どもたちも愉しませてくれます。オリーをなでたり、ブラッシングしたり、彼にまたがって森へ出かけたりすることによって、子どもたちは生きものと「つながり」を持つことができるのです。

また、彼は日常の小さなストレスに対する素晴らしい解毒剤、いわば私たちの生活‘療法でもあります。私の小さなストレスというのは、morinokoeキャンペーンで忙しかったり(www.morinokoe.comを見てください)、どうすればより効果的にインターネットを使用できるかを研究したり(ウェブページ等www.anjalight.orgを見てください)、定収入を得る方法を探したり(まだとってもスローだけど!)、PTA会長に再選されコミュニティをサポートしたり、家づくりを続けたり・・・と言ったことです。

家を建てること。それは、私にとって、最高の「癒し」であり、見た目にも生産的な活動です。今、上の階には断熱材を敷き、パチャのすてきな部屋も完成しました。 新しい台所もできたので、みなさんが我が家を訪れたら、ゆったりくつろぐことができるでしょう。敷地内にフェンスを作ったので、週末を馬と共に過ごすこともできます。

最近オーストラリアのメディアが、この低価格で持続可能な住宅プロジェクトに関心を寄せ、記事としてオーストラリアの大衆雑誌に掲載されました。この記事に感動した読者たちから「自分たちもこんなエコハウスを建てたい!」という投稿があったと聞きました。

持続可能で幸せな生活をどう実現していくのか。具体的なアイデアや解決策への関心にはまだまだ個人差があるようです。理論や哲学はもちろん重要です。けれど行動しなくっちゃ!みなさんはどんな風に取り組んでいますか?
もちろん、私たちも今のライフスタイルに辿りつくまでには長い道のりがありました。もしかしたら、このスローで、スモールで、シンプルなライフスタイルが、これから多くの人たちにより魅力的に映っていくのかもしれませんね。 自然の中で、いのちを祝福しながら、自由に暮らしていく。私たちにとって、これ以上に素晴らしいことはありません。
【翻訳:田中みのり】

4/21


I think I get the prize for the slowest blog. My life has been so fast over
the past 4 months that sitting down to share reflections just hasn't
happened! My apologies if you have been waiting for some word about our
latest slow life adventures. Here, finally, is an update.

The visit to Japan last December involved a long, deep conversation with
Keibo ・one that is forming the basis of a new book to be published this
May: Slow and Deep Ecology. Our discussion, over several days, revealed
thoughts and feelings and memories I hadn't visited for a long time. It
clarified, one again, who I was and why I am here ・and it brought new
realisations and resolutions for the future.

One of the things I decided was to look for a horse for our family. From my
early childhood I have been quite obsessed with horses, I'm not sure why--
perhaps that sense of communication by instinct, that connection to the
power of Child's nature a horse can bring. During our time in Ecuador, I
watched and celebrated the link that Pacha and Yani had with our horse
(Shanti) there ・that I think helped them deepen their trust and connection
with nature.

Now, from my window, I look out to a beautiful brumby (wild horse), Ollie,
rescued from slaughter by being taken out of the Guy Fawkes National Park,
which is near where we live (http://www.guyfawkesheritagehorse.com/).
Everyday
we have a wonderful added reason to be outside, in the forest, in the rain,
in the sunshine, in the fresh air. He teaches us so much: respect,
compassion an understanding of a "Herd" instinct (gentle, humble and
socially interactive) and a sense of responsibility and care. He is an
exceptional creature, solid, gentle and stable, with a big heart. Not only
have Pacha and Yani been enjoying every moment they spend with him, many
children in the neighbourhood have been able to 祖onnect・with him,
stroking, brushing or riding in the forest.

He is also a wonderful antidote to every day little stresses. ・our living
Therapy・ I've been busy with the morinokoe campaign (see・
www.morinokoe.com) , studying how to use the internet more effectively (web
pages etc, see www.anjalight.org), finding a way to get a regular income
(still very slow!!), supporting the local school as the re-elected President
of the Parent and Teachers Association and in continuing the building of our
house.

Building the house is by far the most therapeutic and visibly productive
activity. Now upstairs has insulation and Pacha has her own lovely room. The
new kitchen is complete and people can have a very comfortable stay here
when they visit. I built a fence so our horse can stay here with us on
weekends.

There has been some interest by media in Australia in this low cost,
sustainable housing project, with an article in one of the most popular
magazines here recently. I heard that people have written in to the magazine
saying it was one of the most inspiring stories and they also want to build
their own eco-house.

There seems to be a building wave of interest in practical ideas and
solutions about how actually to live a sustainable, happy life. Theories
and philosophies are important, but how do you actually do it? While we
still have a long way to go here, perhaps our slow, small, simple lifestyle
will become more attractive to everyday people. For us, it is a truly
wonderful existence; living in nature and living in freedom; celebrating
Life.