2010-09-15

9/5翻訳

この時期は、家の外で思う存分‘生活を楽しめる’1年の中でとても素晴らしい時期です。たき火の上でお料理をし(火の上で焼く、パンの一種である伝統的なダンパーの面白いビデオはこちらで見られます:http://www.youtube.com/watch?v=USYf7tUCkbo )オリーを散歩に連れ出して新鮮なスプリンググラスを食べさせ、今、ここに流れているスローで上質な時を過ごします。

そして至福の「今、ここ」から、四方を壁に囲まれた家に戻ると、私は “物事をこなす”ことのプレッシャーに心がかき乱されていくのです。電話をそばに置いて、コンピューターの前に座るとすぐに、私はビジョンや考えを言葉に置き換える作業の渦に飲み込まれます。私が長い年月の間大事にしてきた思想を、簡単にまとまっていて、理解しやすい言葉で伝えようともがいていました。

私は今、ちょうど2週間後に開催する‘いい人生を送ろうフェスティバル’の準備にどっぷり関わっています。ときおり、10年以上も前にエクアドルで開催したオルタナティブ・エキスポを準備していた時の方が、今よりずっと楽だったのではと考えることがあります。それは言葉の壁があるにも関わらず、より多くの人が今までの体制にとらわれない全く新しい発展の理想像がわかっていた・・・まあ少なくとも、私が親密に関わった人はそうであったように思うからです。

ひとつ例をあげてみましょう。私たちはフェスティバルで、ベジタリアンのお菓子をバナナの葉をお皿にして(ゴミを出さないために)販売しようとしていました。ところが、それに「待った」がかけられたのです。-それは‘食品衛生上のリスク’が理由でした。食品衛生上のリスクですって? 同じ会場内で、工場産の豚肉ソーセージを紙ナプキンに乗せて販売することは大丈夫なのに?納得がいきません。-私たちの周りには、ぜんそくやアレルギーなどの慢性病を患い、ぶくぶく太って健康的でない子どもたちがいっぱいです。-子育てをするのにそんなに過保護になる必要があるのでしょうか?

協議の結果、私たちはバナナの葉を使う前に必ず‘消毒’して(バナナの葉は天然の抗菌作用があるにも関わらず)、フェスティバルの運営に関わる人全員に満足してもらうことにしました。
今回の一件で、大量生産と現代の‘便利さ’に従順になってしまった文化から、古くて新しい常識的な考えを取り戻そうとするのは、とてつもなく骨が折れる作業なのだということを思い知らされたのでした。

【翻訳:小山邦子】

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