2011-08-13

8/12和訳:いい人生とは?










先週、グローバルに展開されている「いい人生」運動についての記事に出会いました。まさにちょうど、私も地元のアイルーカの町で「いい人生を送ろう」フェスティバルを準備している時でした。なんという偶然!もしかして偶然ではない?現在金融市場がひどくぐらついている状況での「成長後」について記事を読んでいる時に、それに出会ったのです。

そこでは「いい人生」または「スペイン語でいい人生のBuen Vivir」運動は、エクアドルやボリビアの先住民から生まれたと説明がありました。実際1990年代の初期に、熱帯雨林と先住民の権利を守る活動家として私は、エクアドルのキトで開催された、アメリカ大陸「発見」500周年を記念する重要な先住民の集まりに参加しました。

その会議の中で一番強く心に残っている事の一つは、先住民のシャーマンが手にコカコーラの缶を持って、それが象徴する物すべて(単一文化、企業の強い印象付け、開発、依存、無情なグローバリゼーション)を非難し、観衆に向かってその誘惑に立ち向かうようお願いしていた事です。

私はそれ以来何度も、ボルネオの奥深いジャングルを歩いている時にコカコーラの缶を見つけた時や、石油の濃い黒い液体がポンプで汲み出されて化石燃料の中毒に貢献されている一方で、荷台に甘い黒い液体が積まれたトラックがアマゾンの辺境の町コカに向かって行くのを見た時に、彼の熱烈な願いを思い出しました。

その会議から数年後、私はエクアドルのコタカチ郡に自分の家を立てました。そして500年ぶりに先住民初めての市長になったアウキ・ティトゥアニャと一緒に、様々な社会的・環境的運動を行いました。自治や社会的連帯のために闘っている現地のコミュニティーや団体と共に、自分たちにとっての「幸せ」をしっかりと定義づけ、鉱山開発のような無理やり掘り出して破壊を推し進める巨大産業からの圧力に立ち向かうよう活動しました。

さらに、ナマケモノ倶楽部や他のNGOの活躍によって、スローライフや地域経済が国中で急激に発展している日本で、本当の幸福の尺度(GNH)についての議論とともにエクアドルからのメッセージを分かち合いました。

記事によると、「いい人生」の一般的な原理とは以下を含みます。
・全ての物や全ての物との調和やバランス
・相互補完、結束、平等
・母なる地球との調和を保った上での人間共通の幸福やすべての人の基本的な欲求の達成
・母なる地球、そして人間の権利の尊重
・人が所有するものではなく、その人自身の評価
・植民地主義や帝国主義、干渉政策に関するすべての形態の排除
・人と母なる大地の間の平和

「いい人生」あるいは「Buen Vivir」は、単一文化よりも多様性を尊重し、消費主義の掲げる、主として物質の所有を重要視し、そのため多く地位階級を定めてしまう幸福へのアンチテーゼである。
そして今、私はここオーストリア北部NSWの自宅で、明日のヘレナ・ノーバーグ・ホッジ監督「幸福の経済学」の上映会に人々を招待しようとしています。この映画こそ「いい人生」の考え方そのものといっていいでしょう。実は、前回私がこの映画を見たのは、福島原発事故のまっただ中の4月、日本は神奈川県・藤野のブルースバーで、ノートパソコンを持った人の肩越しでした!

このように、同じ思いを持った輪は、ふだんは目にみえませんが、確実につながり続けています。そして、その輪がぶつかったり波紋が生じる時に事象として浮かびあがり、私たちは再認識するのです。私たちが正しい道を歩んでいる。聖なるいのちの輪を癒しているのだと・・・。

【翻訳:小山邦子】

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