2016-03-09

3/8和訳:ゴールドコースト市が世界サーフィン保護区に認定!


ヤニ、パチャ、ゴールドコースト世界サーフィン保護区ゴールドコースト支部のアンドリュー、
そしてSave the WAves代表のニック

自分が信じることに対して行動を起こすことは勇気を必要とします。
若い人たちにとってはなおさらそうでしょう。特に、ある問題に対して、意見をいったり行動を起こすといった「思い」をもつことが文化的なタブーとなっている場合には。

今日は、ゴールドコーストが世界サーフィン保護区に認定されたことの式典でした。雨の中、来賓の方々のスピーチを聞きながら、私はパチャとヤニ、そして他の子どもたちが誇らしくてなりませんでした。彼らは自分たちの愛する場所を守ることに全力を尽くしたのです。

ゴールドコーストをサーフィン保護区に、と活動する中、カルンビン通りの駐車場でアンディ・マックに会った時のことをよく覚えています。当時は、ゴールドコーストの市長をはじめ、市議会議員の激しい抵抗にあい、保護区申請は難しそうな状況でした。私自身、希望を失いかけていたのです。
それをパチャとキアーニたちによるワクワクする企画が、「やればできる!」というスピリットを思い起こさせてくれたのでした。

スナッパー・ビーチからカルンビンまで、この問題への関心を高める為に、子どもたちを中心に手作りで企画したパドリングは、結果的に大きくメディアに取り上げられることとなり、また子どもたちにとっても大きな達成感を得ることにつながりました。

これ以後、ゴールドコーストを世界サーフィン保護区にという潮流がようやく動きはじめたのです。今ではバーリ・ヘッズまでの16キロにわたる海岸線とサーフブレイクがいつでも保護されるようになりました。詳細はこちらの記事(英語)をどうぞ。
http://goldcoastworldsurfingreserve.com/paddle.html

式典には保護区認定に足を引っ張っていたような政治家たちも呼ばれ、労をねぎらわれていました。認定に尽力したコミュニティレベルでの取り組みにではなく、市議会としての決断がスポットライトを浴びているようでした。私の子どもたちは大人のやり方に大きな学びを得たことでしょう。悲しいことに、多くの人がテレビ報道で目にするのはスポットライトのほうなのです。

今回の一件で、人々は考えるでしょう。自分たちは声をあげる必要性がない、だって大きな権力をもつ政治家たちがぜんぶ手柄をもっていってしまうのだから…。

私は、子どもたちには、知らせること、人を巻き込むこと、問題に対して声をあげることはとても意義があることだ、と感じてほしい。そのことが将来、彼らに大きな影響を与えていくのですから。

気付き、約束し、行動する、いのちをケアする子どもを育てていく。これは私の親としての仕事の一部です。学校やスポーツクラブ、家族といった大きなコミュニティこそが、若者たちの考えや意見や行動を尊重し、彼らが受け継いでいく未来のために励ましてくれる場所であるのだと今回の一件で痛感しました。



Dedication plaque with surf legend and friend Wayne 'Rabbit' Bartholomew


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