2008-03-15

「新築」のリサイクルハウス!

親愛なる皆様へ

ここ3ヶ月間、私はというとウーンバの森の中に自分たちの家を造るためバタバタしていました。それはそれは冒険と兆戦に満ちていて、いろいろ感じ入ったり学ぶことも多かったのです。

その倉庫というのは、友人とちょっと前にニューサウスウェルズ北部にある土地を共同購入した際に一緒についてきた物です。

最初に引っ越した時なんか、三四方が空いていて雨など降ったときには(大体いつも雨が降っているのですが)湿った空気が入ってきて、何もかもジメジメしてしまうのです。最初は倉庫の中でテントを張り、ちょっとしたテーブルにガスコンロをのせて調理をするという暮らしをしていました。

父のカースンがこの倉庫は使い物になるぞとピンと来たようで、三分の一のスペース(6m×8m)に中二階の部屋を作るというアイディアを出してきました。私はその新しい計画にすぐに飛びつきました。大工仕事に挑戦するなんて、選挙運動で疲れた私にとってはまさにうってつけだと思ったのです。そこで私たちはさっそく組み立て式フレームの思案を練って、それを作ってくれる会社を探し始めました。

*挑戦は成長の親

最近ではおそらく誰かにお金を払って自分たちが住むところを作ってもらい、その間はどこかで仮住まいするというのが一般的ですが、ここ倉庫ではそんな気にはなれません。私は自分が関わって、どうやるのかを学びたいのです。

すでに手元にある素材(私の場合土地を購入した時についてきた倉庫ですが)を利用してお金を節約しようと思っています。(つまりローンを少なくしてもっと自由になりましょうということです。)そして何かを作っていく過程を通して、子供たちにシンプルに生きるとはどういうことかを体験してほしかったのです。私は子供たちにその気になれば一日でだって何か作ることができるし、どんなことだって可能なんだということを学んでほしいのです。

そんなわけでここ数カ月というもの、気がつくと枠組みになるものやいろいろ必要な材料を何とか調達しようとして倉庫のあたりをうろうろしているのでした。

こういうのがSLOHAS(Slow Lifestyle of Health and Sustainability)流建築というのです。そうです! それは低価格で、(材料はリサイクルのものだし、質の高い人件費がただ? 私と父のことなのですけど!)持続可能(枠組みにはリサイクル材料やplantation timberを使いました。)そのうえ健康的(大工仕事で体を動かすのはい
い運動になるし自分で建てたという満足感は精神的にもいいものです。)でなくてはいけません。

おまけにマイペースでいいのです。しかも家族やご近所さんが手伝ってくれたり進み具合を見守ってくれたりするうちに、お互いの絆がより深くなり付き合いも広がっていくのです。

これを計画し当初は、スライド式窓や家の備品はリサイクル物から調達しようと思っていました。そしてなんと最近解体された建物からシンク付きキッチン台一式を見つけました。ほっといたら捨てられてしまう物を再利用するのはとても気持ちがいいものです。

そこでゴールドコースト(ここから3時間半かかるのですが)に一番安い資材のリサイクルショップを見つけたので、早速必要な資材全てを運ぶのに3トントラックを借りたのでした。この計画はなかなか順調に行きました。(トラックを運転するのは好きなのです。)

ところが順調だったのはうちの前までです。ここ何週間かずっと雨が降っていたので車が泥にはまって動けなくなってしまったのです。まずお隣さんが鉄線を木に括りつけて引っ張り上げようと試みました。しかしどんどん深みにはまっていきます。私はしっかり呼吸してパニックに陥らないようにしました。
トラックを引っ張り出すのにクレーン車など借りたら一体いくらかかるのかしらという思いが頭をよぎります。そのうち二軒先の人が小型のスズキ四駆車を持ってきて手伝いましょうと言ってくれました。

私はただただ事態が少しでも良くなるようにと泥を掻き出すばかりです。(このころまでには泥は車軸まできていました。)私は絶対この小さな車がトラックを引っ張り出すことなんてできないと思いました。私たちは車をつなぎ、エンジン速度を上げて、 やったあ!!

なんとトラックは引き上げられてふたたび道路に戻ったのです。
助け合い分かち合うコミュニティーパワーです。

その後私たちは近所の人たちと自家製ビールを片手に(私の疲れた神経もすっかり和らぎました。)ウーンバやそして家を建てることコミュニティーのことについて語らいました。
私はすごく恩になった気がしていたのですが、彼らの考えはというと、いつか反対にみんなが私の助けを必要とするかもしれないし、そういうことがこの地域のコミュニティーをしっかりしたものにしていくというのです。本当にその通りだと思います。
周りに住んでいる人々の事をよく理解し、自分にできることでお互い助け合うことによってこれから先何かあったとしても強い支えあいの絆ができるのです。事実これ以降に少なくとも二回は車が泥にはまってしまうということがありました。

私たちのお気に入りの海岸(シャークベイ)でのことです。私の古いバンが故障した時も近所の人が救ってくれたのです。車が動かなくなってしまったのは電波の届かないあまり車の通らない道でした。私とパチャとヤニは何とか走っている車を止めようとしました。町まで連れて行ってもらって助けを呼ぼうと思ったのです。(驚いたことにこんな状況にもかかわらず子どもたちの前ではそんなに怖いと思っていない自分に気がついたことです。なんだかなんとかなると思ったのです。この違いは、こんなとんでもない状況に陥ってしまった際に、自分を守るすべを知らない二人の人間~この場合私の子供たちですが~への責任感から来るものなのです。今回の経験で子どもたちが、どんな時でもパニック状態にならないで何とか事態を切り抜けられるのだということを学んでくれたらと思います。)

大工仕事も次の段階に来ました。枠組みをはめ込む作業です。枠はすでに組み立てられている(?)のですが重すぎて動かすことも持ち上げることもできません。そこで力より頭を使うことにしました。なんとパチャのスケートボードとちょっとした手押し車を使って運んだのです。

私たちは又中二階の床用にパイン材を注文しました。ところが品物がついた頃には雨が降っておりおまけに建築用合板(あまり弾力性がないのです)であることがわかりました。それでほかのものを探すことになりました。

早速中古屋さんに電話をかけてみると、マリンベニヤ板(コンクリートの型枠から出た)があることがわかったのですぐに取りに行くことにしました。そこで近所の人にトレーラーを借りてそれを私の古いバンにつなげてまたゴールドコーストまで運転していくことにしました。何もかも順調だったのですが、帰る途中
トレーラのフェンダーがとれてしまいタイヤに絡まってしまったのです。しかも高速道路です。~まったく大変なことになってしまいました。~私は落ち着いて車を止めて、あたりを見回しました。サトウキビ畑の真ん中のようです。

民家が800メートル先の丘の上あたりに見えます。携帯電話も電波の届かない地域で当てになりません。そこで走っている車(時速110kmでとばしているのですが)を止めようとしましたが、だれも止まってくれません。そこでパチャ、ヤニ、私は車から降りて木の茂みの中ぬかるんだ溝を進んで行きました。子どもたちはこの冒険をまるで楽しんでいるかのようです。

ぬかるみが私の膝まで来たときなど、パチャがこう言いました。「ママ、まだとうおどうと言うことないわよ!そのうち首までつかっちゃうかも!」私はニコッとするとこの子たちはエクワドルに戻っても大丈夫だわと思いました。

丘の一番上まで行くとロバートという名前の愛相のいい男性が住んでいました。
ちょっと電話をお借りできないでしょうかと尋ねたのですが、「何か困ったことでもあるの?」とゆっくりと聞いてきました。そしてすぐにタイヤをはずしたり着け変えたりするのに必要な道具をそろえると、私たちを車に乗せて引き返し車を元の状態に直してくれました。なんて親切で素晴らしい人なのでしょう。

*DNAの影響

とうとう中古のマリンベニヤ板は天井に収まりました。私はそれを見上げてはコンクリートの枠組みに熱帯林の木を使うのをやめるよう働きかけた日本でのキャンペーンを思い出します。
今回私たちはもっと丈夫で倫理にかなった材質を使えたのでとてもよかったと思っています。今度は床を取り付けるのですがその前に9mの梁を打たなければなりません。私が釘を打っていると父は感慨深げにそれ見ていて加治屋だった祖父の事を話し始めました。私の釘を打つ才能はDNAから来ていると確信したようです。

私は父のことが大好きです。でもその大部分は意識して好きになろうとしているのです。父は私の知っている限り気難しい人です。子どものころなどは父の癇癪に常にびくびくしていました。父は内心その癇癪と戦っていました。(今もまだ戦っているのですが。)厳格で頑固、並はずれで情熱的?な人です。でも父を見ていると自分と重なるのです。私にわかっていることは、もしかりに父とのつながりを切ってしまったら、私や私の子供たち(そしてその先に続く子供たち)とのあるつながりを失ってしまうということです。

もちろん父は私たちに何よりも自然を愛し尊敬する事を教えてくれました。そしてこのことが父と母がどんなことがあっても同意するものの数少ない一つです。父は人の役に立つことが大好きです。何かに挑戦したり、知っていることやできることをみんなでシェアするのも大好きなのです。今回父は、家作りを手伝うことにとても強い使命感をもっているようでした。

父は私の家族のみんなと同様、私のやることに批判的であると同時に誇りにも思っているようです。最近父がこんな事を言いました。「アンニャ、お前は年相応に見えるな。」(これはほめ言葉として言ったのではなくついぽろっと出た言葉だと思います。)私はしばらくの間この言葉についていろいろな思考を巡らせました。(そして父は自分が私のストレスに一役買っていることなどおそらく気が付いていないのだということや、生きていく中での自分の責任の重さや身体の問題などについて)そして次のような結論に至りました。私は年相応の40歳に見えるのでしょう。また今まだ生きてきた経験からその年に見えるべきなのです。私の年齢というのはどう感じどう考えるかであって現代社会があまりにもとらわれている皮膚の表面の事を言うのではないのです。

確かにもっと落ち着いた生活がおくれたでしょうし、その気になればクリームの類のものを塗ったりほほ笑んだりしかめつらしたりだけであまり生きているという実感がない?生き方もあったでしょう。でも私にとって見かけはあまり重要ではないのです。(そもそも鏡のない倉庫にいるのですから。)

私も父も今回の計画でのストレスで気分の浮き沈みがおおきかったのです。ある雨の降っている朝でした。(せっかく眠っているのを邪魔された後です。)父が孫のパティをからかっているのにカチッと来たのです。(それはもう50回位繰り返されていました。)私は父子どもたちにプラスの影響を与えるようにふるまえないのなら出て行ってと言いました。そして父は出て行きました。

そのあとすぐ実家(ここから二時間ほど離れたところですが)に電話をして父が無事に着いたか確かめました。そして父にこの出来事についての自分の考えと、いつ戻って来てくれても歓迎ですと言う手紙を書きました。私たちの関係は今でも風通しがいいのです。

ある意味そういった理由でパチャとヤニの父親であるマルセロと今だにコンタクトを取っています。それは容易なことではありませんし大変なことで、苦しい感情を呼び起こします。でもこれは私が始めた物語であり、今は子供たちの中に描かれているのです。そしてこの子たちはマルセロについてのみでなく、エクアドルのバイー・ア・デ・カラケスに住んでいる300ばかりの男性女性そして子供たちという個性豊かな彼の大家族についても知るべきなのです。
 
こう言うことが、人生を豊かに織りなしていくことを学ぶ過程だと思うのです。家族とのつながりをずっと保っていく方法がわからないのに、いったいどやって世界平和の道が見つけられるでしょうか?

今では、パチャ、ヤニ、と一緒に半ば完成済みの家で暮らしています。そこはスペースがたくさんあって、自由に満ちています。トイレはいまだバケツを使わなくてはいけませんし(汚物はどんどんと成長しつつある果物の木に与えています。)配管工事がおこなわれていないので電気が通っていません。それでも私たちはとても快適で、安全で守られているという感じがします。
ここはまさにコミュニティに支えられ守られている大自然の中のパラダイスです。そしていま私たちはまた来月日本とエクワドルへ行けることにわくわくしています。

SLOHAS お金を過剰に必要としない健康的かつ持続可能なライフスタイルを指す新しい言葉です。

Our ‘New’ Recycled Shelter in a Shed- Anything is possible


Dear Friends,

Over the past 3 months I have been busy creating a new shelter for
Pacha, Yani and I in the forests of Woombah. It has been full of adventures, challenges, insights and lessons.

The large ‘Shed’ came with the land my friend and I recently
purchased in northern NSW. It was open on three walls when we first ‘moved in’. When it rained (and it rained most of the time), the moist cloudy air came in and made everything damp. We lived in a tent under the shed and cooked with a small gas ring on a simple table.

My Father, Karsten, saw the potential in the shed and came up almost immediately with an idea to turn one third of it (6 mt by 8 mt) into an enclosed space with a mezzanine floor. I couldn’t resist a new building project, the practical hands on challenge seemed to be exactly what I needed after the exhausting election campaign. We went ahead and drew up some plans for pre- fabricated frames and found a company who could make them.

■Challenge brings growth

Now, ‘normal’ people would probably find a place to rent while paying someone else to build them their place to live, certainly not in a shed. I wanted to be involved and learn and do, I wanted to use the resources on hand (the shed was already here when we bought the place) I wanted to save money (that means less debt and more freedom). I wanted my children to experience what it is like to live simply while something is being built. I want them to know they can do this one day if they like…anything is possible. So, we over the past months we found ourselves moving around the shed as we manouvered the frames and other materials we needed to use around us.

This is a *SLOHAS (Slow Lifestyle of Health and Sustainability)
construction. So, it needed to be low cost (recycled materials where possible and free labour – me and my Father!), sustainable (we used either recycled materials and plantation timber for the framework) and healthy (getting very fit doing the construction work and the wonderful sense of satisfaction in building by ourselves). We did it at our own pace. I nurtured and expanded my relationships with my family and neighbours as they helped or watched this latest project grow.

In the early stage of the project I decided to search for recycled
sliding windows and other house fittings. I was even able to find a complete kitchen bench with sink etc that had been recently torn out of a building.It feels so good to be using materials that would otherwise have been thrown away. I found the cheapest place for
recycled materials was on the Gold Coast (3.5 hours away) so I
arranged to rent a large (3 tonne) truck to drive all the materials over. This went very well ( I like driving trucks) until we arrived at the land where it had been raining for the past week.
We got bogged.

First our next door neighbour tried to help us out using steel cables attached to trees. We went down deeper…I tried to keep breathing and not panic – but I was wondering how expensive it would be to rent a crane to get the truck out of there. Next, the neighbour two doors down came with his small suzuki 4 wheel drive and said he would try.

I just kept digging out the mud (which by this time was up to the
axles) to try to make things easier. I was pretty sure his tiny car would not be able to pull out this big truck. We hooked it up,
revved and hooray – the truck was on the road again.

Community Resilience, helping each other, sharing with each other.
Afterwards we sat with our nighbours over a slow home brewed beer (my nerves were a little stretched!) and talked about Woombah,
constructions and neighbours. I felt in debt of gratitude but their attitude was that some day they would need my help and that this is what makes our neighbourhood/community strong. They are so right.
Knowing my neighbours well and sharing what I can with them creates a strong web of support no matter what lies ahead. Since this
experience we have had at least two other bogged cars.

My neighbours have also ‘saved’ us when my own old van broke down at our favourite beach (Shark Bay). We were stuck at night with no
mobile phone range on a lonely road. Pacha and Yani and I had to wave down a car to take us to town so we could make a call to be rescued!
(Interesting reflection for me was realisingbefore children I was not nearly as ‘fearful’ in these situations – somehow things would be ok – the difference was feeling responsible for two other defensless human beings, my children, in these interesting situations we would find ourselves in. Hopefully they will learn that there is never any need to panic and that somehow we can survive anything).

The next step in construction was erecting the frames. They were
already put together – but were heavy to move around and lift. We
used out imaginations as well as strength and borrowed Pacha’s
skateboard and a small hand trolley to move them into place.

We had ordered plantation pine flooring for the mezzanine, but it
arrived in the rain and seeing it was particle board (not very
resilient) made me search for another option. I called the secondhand shop and found they had some used marine plywood (from concrete formwork) and quickly arranged to pick this up instead.

This meant borrowing the neighbour’s trailer and connecting it onto my old van and driving back to the Gold Coast again. Everything went pretty well except on the way home the mud guard came off the trailer and sheared into the tyre on the super highway…very stressful…I calmly stopped the van and looked around me. We were in the middle of sugar cane fields – but I could see a house abour 800 metres away up a hill. The mobile phone had no credit and no range in that area and I tried to stop someone (passing by at 110 kms per hour) …noone stopped. So off Pacha and Yani and I went, trekking through the bush and muddy ditches. The kids seemed to enjoy the adventure. When I stood in a deep muddy puddle up to my knees, Pacha said: “It could be worse Mummy, the mud could be up to your neck.” I smiled and thought that Pacha and Yani would be fine in returning to Ecuador!

We found a friendly man called Robert in the house at the top of the hill – and although I just asked if I could use his telephone, he slowly said – ‘so what seems to be the problem’ - and soon started gathering materials to help remove and replace the tyre, driving us back down to get us back on the road. What a great person with a wonderful attitude. After talking about the state of the world he said: The problem is people are not really ALIVE anymore’. And I thought – Yes – he knows.

■Reflections on DNA

Now the recycled marine plywood is on the ceiling and I can look up and think about the campaigns we had in Japan to try to stop using
tropical timber for concrete formwork…I love that we were able to use a stronger and more ethical material…But before the floor could be put down we had to put the 9 mt beams into place. My Father was
impressed by my hammering style and talked about his own grandfather who was a blacksmith. He was convinced my talent in hammering nails had been passed through my DNA.

I love my Father mostly because I choose to love him. He is one of
the most difficult people to be with that I know. Much of our
childhood had an underlying climate of fear because of the demons he was wrestling with in himself (and still wrestles with).

Controlling, opinionated, larger than life, intense – but when I look at him I see myself and I know that if I cut my connection to him, I disconnect some part of myself and my children (and their children to come). Of course he taught all of his children to love and respect nature above all – and this was one of the few things that he and our mother were in absolute agreement about. He loves to be useful, he loves challenge and loves to share his knowledge and skills. He felt a strong sense of commitment in helping me create a good shelter to live in.

He is, like many of my family members, both critical and proud of my actions. One of his recent comments was: “Anja, you look your
age” (which was not meant to be a compliment – but just honest I
guess). I thought about this for a while (and the added stress that perhaps he did not realise that he contributed, the weight of my
responsibilities, the physical hardship in how we were living etc,
etc) and came to the conclusion that: Yes, I may look like I am 40
years old, but I should look this old with the many experiences I
have had in my life. My age is how I feel and how I think, not that surface of skin that the modern world is so obsessed by. Sure, I
could live a less stimulated life and put some kind of crème on my
skin if I wanted to or smile and frown and be less ‘alive’ – but my appearance is not so important to me (especially in the shed where we have no mirrors!).

My Father and I had big ups and downs in the stress of this building project and one rainy morning (after a disturbed sleep), I reacted when he teased my son (the 50th time!) . I told him to go away if he was not able to contribute in a positive way to my children…so he went away…Soon after I rang to make sure he got home ok (2 hours away) – and wrote a letter explaining what I thought of the incident and welcomed him back at anytime. Our connection is still open.

In some way this is the same reason I will continue to keep a contact with Pacha and Yani’s Father. Marcelo. It is not easy, it is complicated and brings up many difficult emotions, but it is a story I started and is now written into the DNA of our children. And it is not only Marcelo the children deserve to know, but his own large and colourful family, the 300 men, women and children in and around Bahia de Caraquez in Ecuador.

I guess it is part of the process of learning to cope with this rich tapestry of life. How can we ever find Peace in the world if we don’t find a way to keep our connections open with our own family members?

So, now Pacha, Yani and I live in a partly built house, with lots of space and freedom. We still use buckets for toilets (and feed our wastes to our quickly growing fruit tree orchard) and there is no plumbing or electrics installed yet. But we are very comfortable and feel safe and supported here. It is a paradise of wild nature with the security of community and services. And we are very excited about returning to Japan and Ecuador next month!

*SLOHAS – A new term to describe a healthy and sustainable lifestyle without needing to spend a lot of money.

2008-03-05

3/5和訳:アンニャ・ライト“SLOHAS“ツアー 

日本の春はもうすぐそこ。春は、新しい目覚め、新しい成長、変化の時です。これから始まる新しい年を目の前に、皆さん、ワクワクされていることでしょう。

今まさに私たちは、地球の歴史上かつてなかった激動の時代のただ中にいます。太古から続く生態系の崩壊、森林破壊と気候変動、支配的な経済システムの破たん、金持ちの国と貧乏な国との間の溝の深まり。こうした深刻な問題をもたらす経済システムに、私たちは否応なく組み込まれているのですが、その一方で、そこに自ら進んで参加してしまっていることも否定できません。しかし、私たちがすでにひとつの転換点に差しかかっていることもまた、日々明らかになっています。ここで立ち止まり、ひと呼吸おいて、これまでとはちがった道を選ぶ絶好の時期を、私たちは迎えているのではないでしょうか。

では、私たちにできることは何でしょう? しっかりと厳しい状況から目をそむけることなく、希望の火をともし続ける勇気と強さを、どこに見出せばいいのでしょう? どうすれば私たちは生き延びることことができるでしょう? そもそも私たちは本当に生き延びる気があるのでしょうか?「生きる」とはどういうことなのでしょうか? 私たちの子どもたちは、消費の熱病に冒されることなく、この社会で生きていくことができるのでしょうか? 率直に、正直に、生き続けるにはどうしたらいいのでしょう? 地球上のすべてのいのちを支えてあまりある豊かなエネルギーの恩恵に、どうすればまた浴することができるのでしょう? ちょうど樹々が空に向かってまっすぐ伸びながら、吹く風に柔らかくそよぐように。

私は今、森でのスローな暮らしの中で、日々、こんなふうに問いかけています。そして、もうすぐやって来る日本でのツアーで、これらの問いについてみなさんと話し合えるのを楽しみにしています。

私と子どもたち、パチャとヤニとは、間もなくオーストラリアを後にして、数年ぶりにエクアドル、エル・ミラグロの我が家に戻りますが、その途中、もうひとつの我が家である日本に、4月17日から6月7日まで滞在します。日本にいる間、トークライブを行い、みなさんと再会することを楽しみにしています。このツアーの合言葉として、私は“SLOHAS”——ロハスにスローのSをつけて、「健康で持続可能なスローなライフスタイル」——を掲げて、スローライフを実現するための具体的な提案をしたいと思っています。また、ナマケモノ倶楽部が展開しているプロジェクトにも参加しながら、今後のエクアドルでのボランティア活動のあり方についても、皆さんと話し合いたいと思います。

そこで、ぜひ皆さんにコンサートやトークイベントなどの場を企画したり、主催してくださるようお願いしたいのです。また、そういうことに興味がありそうな方や団体、場所などをご存知の方はぜひ教えてください。心当たりの方は、ナマケモノ倶楽部事務局の馬場直子さんまでご連絡ください。このツアーであげられた収益はすべて、エル・ミラグロでの活動や、私たちのエクアドルへの渡航費として使わせていただくことになります。

私たち自身のために、そしてこの尊い地球のために、希望をもち続けることを選びましょう。そして、行くべき道を見つけようではありませんか。お互いがもっている力や、新しい発想や、笑いや、歌を、皆さんと分かち合えるのを楽しみにしています。

いのちのために、
アンニャ・ライト

Anja’s SLOHAS Tour 2008

Dear Friends,
Soon it will be Spring in Japan, a time for a new awakening - new
growth - transformation. I hope it finds you well and feeling
positive about the challenges and opportunities for the year ahead.

We are witnessing an incredible time in the Earth history - the
breakdown of the world’s ancient ecological systems, the destruction of forests and the changing climate, the melting down of major economic systems, the increasing chasm between rich and poor in both money rich and money poor countries. We are partly trapped and partly willing participants in this economic system that causes so much destruction and suffering - but as it becomes more obvious we have reached a turning point we may have best opportunity to pause, breathe and choose a different path.

But what should we do? Where do we find the courage and strength to keep our eyes open and our hope alive? How can we survive? Do we
really want to survive? What does it mean to be 'Alive'? Can our
children grow up in mainstream society and not be caught by the
‘consumer fever’. What is the best way forward with clarity and
honesty? How can we tap into the abundant energy that sustains life on this beautiful planet – being like a tree that reaches straight to the sky but moves with the wind?

These are some of the questions I ask myself in this slow forest life and I would love to share this discussion with you.

I am planning to visit Japan from 17 April until the 7th of June
before returning to El Milagro in Ecuador with Pacha and Yani. I
would love to speak and/or perform while in Japan and it would be
great to meet you again. Depending on your interests, I would be
happy to talk about practical themes on living a Slow Lifestyle of
Health and Sustainability (SLOHAS) as well as about the Sloth Club’s project work and volunteering in Ecuador. Could you organise a
concert or talk? Would you know of any other person, group or venue that may be interested in holding an event? Please let Naoko Baba
know at the Sloth Club know if you can help in any way. All funds
raised will support the El Milagro project and our travel costs in
returning to Ecuador.

Let’s choose to have hope and see a positive way forward, in our own lives and for our precious planet. I look forward to sharing energy, new ideas, laughter and song with you soon.

For Life,
Anja Light