長らく座って書き物をしています(思いは駆け巡り、瞬く間に過ぎ去って行きます)。ほぼ毎日、ほんの2週間後にせまった日本への旅行について考えています(友だちやナマケモノ・ファミリーと再びつながる旅、過去25年間のとても多くの思い出が蘇ってきます)。
私がフォローしているイベントは、日本の友だちに深く関わるものです:平和憲法をかき消す安倍政権の恐ろしい決定、原子力発電所の再稼働、TPP企業貿易協定のごり押し。それから、日本の多くの若者の悲しい状況について考えています。自殺率の上昇、特に毎年学校が始まる頃。同時に、民主主義を取り戻し、つながりに感謝する活動として勇気をくれる100万人の母たちのキャンペーンのことも考えています。
望みは生き続けていて、心を開いて喜ぶこと、街頭で行動する人々の元気づけられている姿に見られるその表情に現れています。様々な暮らしぶりの人たち、若者や家族は今声を上げられる(歌も踊りも)、自らの真実を。ありがとう。暮らしを表現してくれて。望みを表現してくれて。
ここ数週間は、かなりサーフィンの渦にさらわれていました(実際、サーフィンの大会で)。パチャの努力で上達しているので、ますます大会に出てることになり、国中を旅しています(古いバンで)。本当にたくさん細々したことやら、考えてやり繰りしています。サーフィンの機器、栄養補給、参加の段取り、スポンサーへのお礼、学校の授業についていくこと、それでいて、友だちや家族とのつながりや助け合いを何よりも大事にする。
私たちは、シドニーやメルボルン近郊での3大会への、2週間、何千キロもの遠征から戻ってきたところです。元々の考えでは、バンにぎゅうぎゅう詰めで毎晩寝泊まりするつもりでした(以前はそうしました)が、あまり居心地が良くありません(特にヤニには!)。とても嬉しいことに、様々な友だちが招き入れてくれて(ただ敷地内に駐車させてもらうのではなく)、暖かく、さらっとして、平らな寝床で毎晩寝られました。結びつくとても貴重なひと時で(共に食べ、音楽を奏で、サーフィンを語り)、何年かの「オンラインでの」やりとりを経て、個人的どうしで近況を語り合うことができたのです。
旅では初めての場所にたくさん行き、距離も広がりもとてつもない国だと改めて思いました。とても感化されたのですが、パチャもヤニも自分を信じて、海に飛び込んでいました。強風、大波に揉まれながら、波間で踊って演じていました。私を驚かせたのは、彼らの強さとしなやかさです。凍えるような水温12℃の海に入った後には、39℃の車で6時間移動したこともありました(エアコンなし)!
ハートが強いままでいられるのは、私たちの友だちがいつでも友だちだと分かっているからで、どんな方向に進もうとも、平気なのです。そして、自然の力強く荘厳な変わらぬ姿は、人類の文明や偉業の小ささを教えてくれます。間もなく日本に舞い戻り、望み、歌、あらたな気づき、共有の前向きな未来へのビジョンをお届けします。
【翻訳:沓名輝政】